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化学サポートシリーズ

スピン化学

化学結合論再入門

著:坂口 喜生

紙版

内容紹介

 「スピン化学」には「磁場で化学現象が変わるか」と「有機化合物で磁石は作れないだろうか」を主題としたものの2つの流れがあるが、本書はその前者に視点をおいて書かれている。大学の教養レベルの化学を学んだ方が、自らの興味や大学院の進路検討のためにも読めることを目標にした。さらに、高校の化学の知識だけでもわかるように無定義の専門語は使わないよう配慮した。

目次

1.宇宙は磁石でいっぱい?
2.スピン化学のための量子力学 ―酸素分子は磁石―
3.磁場で化学反応を変える ―エネルギーではかなわないけれど―
4.磁気共鳴現象 ―スピンは語る―
5.有機化合物で磁石を作る ―鉄でなくとも磁石はできる―

著者略歴

著:坂口 喜生
元 理化学研究所、理学博士。東京大学理学部卒業、東京大学大学院博士課程修了。日本学術振興会奨励研究員、理化学研究所副主任研究員、埼玉大学客員教授などを歴任。

ISBN:9784785334130
出版社:裳華房
判型:A5
ページ数:160ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2005年09月
発売日:2005年09月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PH