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これからの 集合と位相

著:梅原 雅顕
著:一木 俊助

紙版

内容紹介

 単なる基本事項の羅列ではなく、議論の流れが読み取れるような形にまとめ、自習にも利用できるテキストを目指した。前半の「集合論」の部分では、とくに、選択公理や整列集合の意味などについて、他書にはない独自の丁寧な解説を与えている。後半の「位相空間」については、通常の授業で扱われる内容の解説のほか、「リンデレーフ空間」「パラコンパクト性」などの、若干高度と思われる重要事項の多くを、テーマごとに付録で採り上げた。
 さらに、近年の「圏論」の普及に伴い、空集合・空写像の概念が重要視されつつあることをふまえ、付録の最終節として、空集合の扱いについての解説を掲載した。

目次

1.集合と写像
2.集合の濃度
3.ツォルンの補題とその応用
4.ユークリッド空間から距離空間へ
5.位相空間
6.分離公理・連結性・コンパクト性
7.距離空間の完備性
付録

著者略歴

著:梅原 雅顕
東京工業大学教授、博士(理学)。1984年 慶應義塾大学工学部卒業、筑波大学大学院にて理学修士取得後、大阪大学助教授、広島大学教授、大阪大学教授などを経て現職。主な著書に『曲線と曲面(改訂版)』(共著、裳華房)、『特異点をもつ曲線と曲面の微分幾何学』(共著、丸善出版)などがある。
著:一木 俊助
東京工業大学助教、博士(学術)。2018年 横浜国立大学大学院環境情報学府博士課程後期修了。九州大学特別研究員などを経て現職。

ISBN:9784785315962
出版社:裳華房
判型:A5
ページ数:330ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年12月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PBP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PBCH