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現場で知りたいIBD診療のすべて 比べてわかる!潰瘍性大腸炎とクローン病【電子版付】

編:加藤 順

紙版

内容紹介

◆IBD(炎症性腸疾患)を専門としない消化器科医、一般内科医、研修医にまで幅広く役立つ!
◆基礎的な診療知識の解説はもちろん、小児や妊婦など患者別の対応、日常生活や社会制度の話題まで網羅しています。
◆エキスパートがUC(潰瘍性大腸炎)とCD(クローン病)の違いをわかりやすく比較・解説。類似点が多いからこそ、両者の特徴を際立たせることで理解が進む!
◆各治療薬の解説では、薬剤の基本情報以外にも「無効・再燃例への次に打つ手」「私はこう使っている」などを紹介。プロの治療テクニック・工夫を知ることができます。

目次

第1章 疾患解説―IBD とは
1. 疫学的情報
2. 病態・病因・経過
3. IBD基礎研究のトピックス
第2章 診断
1. IBDの症状
 1. IBDを疑う臨床症状・腸管外合併症
 2. IBD の診断
1. UC・CD の診断総論
2. UC・CDの内視鏡像
3. UC・CDの病理所見
4. 鑑別すべき疾患
第3章 診断・治療における検査法とその使い方
1. IBDにおける血液検査所見とその見かた
2. IBDにおける便検査の使い方
3. CDにおける小腸検査の種類と使い方
4. IBDにおけるCTとMRIの使い方
5. IBDにおける腹部超音波検査の使い方
第4章 治療総論と内科治療
1. IBDの治療
 1. 治療目標と治療総論
2. UCの治療
 1. UCの治療の流れ,重症度分類,治療選択,外科治療のタイミング,専門医紹介のタイミング
3. CDの治療
 1. CDの治療の流れ,重症度分類,治療選択,外科治療のタイミング,専門医紹介のタイミング
4. IBDの治療薬・治療法
 1. 5-ASA製剤
 2. ステロイド(PSL)
 3. チオプリン製剤
 4. 局所製剤
 5. 栄養療法
 6. アフェレシス
 7. 経口ブデソニド
 8. シクロスポリン
 9. タクロリムス
 10. 抗TNFα抗体
 11. ベドリズマブ
 12. ウステキヌマブ
 13. トファシチニブ
 14. 青黛
5. 分子標的薬
 1. 分子標的薬の使いわけ
第5章 外科治療など
1. UCの手術適応と術式
2. CD腸管病変の手術適応と術式
3. CD肛門病変の特徴と治療について
4. 内視鏡的治療(バルーン拡張)について
5. 発がんとサーベイランスおよび治療法
第6章 臨床で役立つその他の診療知識
1. IBD患者の日常生活の注意点
2. 腸管外合併症とその治療
3. 治療による副作用,合併症とその予防,治療
4. 生物学的製剤による副作用とその対処法
5. IBDの貧血とその治療
6. 一般診療所におけるIBD診療
7. IBD専門クリニックにおけるIBD診療
8. 難病制度や患者が利用できる社会制度など
9. IBDにおけるジェネリック薬とバイオシミラー
10. IBDの今後の新薬とその問題点
第7章 スペシャルシチュエーション
1. 小児
2. 妊娠・出産
3. 高齢者および担がん患者
4. B型肝炎および結核のスクリーニングと予防法

著者略歴

編:加藤 順
千葉大学医学部附属病院内視鏡センター長
【略歴】
1993年 東京大学医学部医学科卒業
1994年 社会保険中央総合病院内科(研修医)
1995年 亀田総合病院消化器内科
1997年 東京大学大学院医学系研究科消化器内科学入学
2001年 同上修了(医学博士)。日本赤十字社医療センター消化器内科
2003年 岡山大学消化器・肝臓内科
2010年 和歌山県立医科大学第二内科准教授
2018年 三井記念病院内視鏡部部長
2019年より現職
【所属・資格】
日本内科学会総合内科専門医,日本消化器病学会専門医・指導医,日本消化器内視鏡学会専門医・指導医,日本消化器病学会評議員,日本消化器内視鏡学会評議員

付属物

無料の電子版が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます)

ISBN:9784784966776
出版社:日本医事新報社
判型:B5
ページ数:216ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ