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先人たちの闘いの成功と失敗に学び現在(いま)に生かそう

著:大庭伸介

紙版

内容紹介

労働組合と民衆の闘争史 生きるための歴史を知る良書

私たちの大先輩たちは、とりわけ戦前については、現在では想像もつかないような困難な状況下で、さまざまな闘いを展開してきました。ときに勝利することはあっても、ほとんどの場合は敗北に終わっています。しかし、その闘いを我が身に引き寄せてとらえかえせば、実に多くの教訓を引き出すことができる。・・・労働運動の歴史を総括し、私たちの共有財産として継承・発展させることが、今ほど求められているときはないのではないでしょうか。本書「まえがき」から

目次

目次
第Ⅰ部 先人たちの歴史を現在に生かそう【戦前篇】
⑴ 資本の横暴に抗う女性たち─「泣きの涙」から闘う主体ヘ
⑵ ストライキ時代が到来─日本経済の心臓部に闘いの炎
⑶ 左翼労働運動が登場─全戦線を牽引して大活躍
⑷ 在日朝鮮人労働者が奮闘─劣悪な環境、差別と虐待に抗して
⑸ 全国で米よこせ運動─「満州事変」下で左翼が柔軟に対応
第Ⅱ部 先人たちの歴史を現在に生かそう【戦後篇】
⑴ 怒濤の如き労働者の進撃─悔やまれる〈革命の逸機〉
⑵ 延べ六〇〇万人がゼネストに決起 破防法の団体適用を実質不可能に
⑶「あれっ!?  キャディーが消えた」─川奈ホテルのリレー式ストライキ
⑷「革命の子」をめぐる総労働と総資本の対決
   ─戦後労働運動の分水嶺・三池争議
第Ⅲ部 米騒動から百年、日本史上最大の民衆蜂起に学ぶ
⑴ 井戸端会議から全国一〇〇万人の内乱へ
⑵ 軍隊の鎮圧に抗する虐げられた人々
⑶ 内閣を倒した民衆の歴史的な大勝利
⑷ 民衆の力で〝冬の時代〟に終止符を打つ
⑸ 怒りを行動に組織した地域社会の連帯
第Ⅳ部 岸本健一著『日本型社会民主主義』についての覚書

著者略歴

著:大庭伸介
1936年 浜松市に生まれる。浜松北高校卒業、静岡大学中退。1963年 日本労働組合総評議会地方オルグ。1975年 静岡県労働組合評議会書記。1989年 県評・地区労解体に反対して解雇。1991年~ 全日本建設運輸連帯労働組合静岡県セメント生コン支部、および静岡ふれあいユニオン副委員長を歴任。主著『浜松・日本楽器争議の研究』(五月社)、『レフト 資本主義と対決する労働者たち』(私家版)

ISBN:9784784592258
出版社:社会評論社
判型:4-6
ページ数:224ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2024年08月
発売日:2024年08月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF