内容紹介
「こんな法律や社会制度の中で、好きな人と結婚して子どもを作るなんて苦行だな」
結婚する人の割合が減っている。子どもの数も減っていてそもそも町で見かけることが少ない。若い人は結婚に憧れを抱くことはなく、家庭を持ちたいとは思わないのだろうか。
実際は、結婚して家庭を持ちたいと思っても、あまりにもぜいたく品になりすぎて、若い人たちにはリスクも高すぎるし、生半可な気持ちでは手が出せないのではないだろうか。かといって、結婚以外の方法で家族関係を維持することに社会の理解もない。しかし結婚は今もってステータス(称号)であり続けている。
結婚、離婚を経験して共同親権を求めて発言してきた著者が、これから結婚を考えている人たちに、現在の結婚とそれをめぐる法と制度の矛盾を解説し、これからの家族と社会のあり方を模索する。
目次
Ⅰ いまの結婚はぜいたく品?
Ⅱ ゼクシィ見るより民法読め 高すぎる養育障壁はなぜ残った
Ⅲ 子育て家庭倍増計画
Ⅳ 結婚って何だろう?
著者略歴
著:宗像充
1975年生まれ。ライター。大学時代は山岳部に所属し、登山、環境、平和、家族問題などをテーマに執筆をおこなう。子どもと引き離された自らの体験から、共同親権運動をはじめ、2019年に「共同親権集団訴訟」で国を訴える。著書『ニホンオオカミは消えたか?』『ニホンカワウソは生きている』『引き離されたぼくと子どもたち』『共同親権』『南アルプスの未来にリニアはいらない』ほか。
ISBN:9784784524211
。出版社:社会評論社
。判型:A5
。ページ数:112ページ
。定価:1300円(本体)
。発行年月日:2023年11月27日
。発売日:2023年11月27日。