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こがね味噌会社専務一家刺殺放火事件と袴田裁判の真実

ならびに「刑事訴訟法」「公文書関連法」「再審」「国家賠償法」に関する提案

著:白砂巖

紙版

内容紹介

「袴田巖さんを救う会」で弁護士安倍治夫、菊田幸一両氏の補助者として40年余り活動してきた著者が、袴田事件の捜査記録を丹念に読み込み静岡地裁に提出した意見書(2012年)の記録全文を改定の上、日本の裁判制度における人権侵害の是正を求める法律改定の立案し、提案している。

「地裁の裁判官が、私たちが提出した意見書などに眼を通したので、袴田の身柄が拘置所から出された要因の大きな一石になったと考えている。(…)日弁連の袴田弁護団も見逃した証拠を新たに発掘・追加するものであるとともに、検察官が無視した無実を裏付ける事実を検証して、同時にこのたび再審の開始決定を書いた東京高裁の裁判官が言及しなかった事実を明らかにする。 」(本書抜粋)

目次

1章 冤罪を訴える人の支援に出会う
2章 袴田裁判の真実 事件の概要
3章 袴田裁判と裁判制度
4章 「刑事訴訟法」ならびに「公文書関連法」「再審」「国家賠償法」に関する提案

著者略歴

著:白砂巖
1947年生まれ、1歳4カ月の頃小児マヒにかかる。1975年「モナリザ・スプレー事件」高裁判決を契機に『上告審を共に闘う会』に参加。当時の(障害者)の活動にふれる。「全国障害者解放運動連絡会議」結成を契機に、脳性マヒの遠藤滋と出会い、また島田事件の赤堀政夫氏の支援運動に加わり、他のえん罪事件の関係者とも交流をもつ。1980年より袴田巖の支援活動にも加わる。

ISBN:9784784524198
出版社:社会評論社
判型:A5
ページ数:72ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2023年09月
発売日:2023年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LNF