はじまりの哲学
アルチュセールとラカン
著:伊吹浩一
紙版
内容紹介
重要なのは、「はじめる」ことができる民衆の能力とパトスをまず肯定し、そこに未来を託すことである。「はじまり」という言葉にはこうした思いが込められている。
目次
序 はじまりは困難である
第1章 模範的読み方 ――マルクス主義と精神分析との出会い
第2章 イデオロギーと行為
第3章 イデオロギーと身体
第4章 国家と国家イデオロギー ――国家とは支配階級の道具である
第5章 理論と実践をめぐって
第6章 いま、ここにあるコミュニズム
終章 はじめから、はじめねばならない