21世紀の上越スタイル
生活文化誌2005-2025
編:〔21世紀の上越スタイル〕プロジェクト
内容紹介
「スタイル」とは私たちにとって生き方の選択そのものである。そこに「上越」という地理的要素を付け加えたら、今ここにある生活スタイルは、どのように見えてくるだろうか。
新・上越市発足20年を目前に各種文化団体やNPO組織、町内会や地元企業の経験豊かな地元関係者たち32名が執筆・編集する文化事業の試み。
生活拠点を維持しつつ、セカンドステージを実現したく思っている方々にお渡ししたい移住生活の手引書・トリセツ。移住・居住の利点をコスパ的に、数量的に示すのでなく、カルチャー的に、感応的に示す。
目次
発刊の辞 〔21世紀の上越スタイル〕発刊によせて 中川幹太
企画説明 「上越スタイル」を考えることの意義 真野俊和
Ⅰ 地域をつくり地域を生きる
合併後上越市と地域NPO活動 真野俊和
上越市の合併の変遷を総括する 今井 孝
まちを創る 21世紀の上越建築スタイルの検証と提言―集まって住むということ「集住・景観・コミュニティ」を考える 磯田一裕
上越の建築文化創造をめざして 2005-2025 中野一敏
上越地域おける建築工事と建設企業の変遷 清水恵一
高田の雁木町家「麻屋高野」の過去・現在・未来 高野恒男
〔きものの小川〕の昨日今日明日 小川善司
戦後の高田、直江津、上越地域の写真環境 藤野正二
雪と生きる上越 ~宿命であり希望である雪~ 滝沢一成
雁木の故郷は近くにありて遺すもの 高野恒男
Ⅱ 道・旅・文化交流
頸城地方の道の変遷 古賀治幸
北前船の湊から物流基地としての直江津港の未来 佐藤和夫
《道・旅・文化交流》研究 近・現代篇―鉄道と文化交流 石川伊織
新潟県鉄道発祥の地 なおえつ 牛木幸一
地域資源と景観を活かしたまちづくり―街並みfocus 岸波敏夫
頸城文化による地域社会活性化 ―頸城野郷土資料室 石塚正英
上越地方の庚申信仰と庚申塔 ―新潟県石仏の会上越支部 栗間啓志
あわゆき組のこれまでとこれから 坂下尚之
AIなんかに負けてたまるか!―22世紀を見据えた地域史研究家を目指す 湯本泰隆
Ⅲ 地域文化の記録と記憶
上越市三和区の古代史、魅力再発見!!―三和区井ノ口所在、「才光寺遺跡」出土遺物の歴史的意義 中嶋紀子/
頸北歴史研究会 中嶋紀子
“上越の住宅の移り変り”雑感 廣田敏郎
葬祭業者と家族葬 真野純子
お寺は人と人をつなぐ絶好の場所だ〜いちょう食堂から見えたもの〜 長尾 章
「越後瞽女」の現代的意義について 国見修二
結婚式の形を探る 橋爪法一
妙高山という険しくも美しい聖域の物語 石塚正英
「物語」から東西日本の接点直江の津と越後府中の空間を読み解く 佐藤和夫
新潟県上中越地域の文学風景 梅川康輝
Ⅳ 地域の景観と楽市楽座
江戸時代から続く上越のサメ食文化 井部真理
ホンダウォークの昨日・今日・明日 石塚賢一郎
上越の産業経済の明日を作る(人作り、もの作り、価値作り) 塚越 繁
イチョウで故郷の景観づくり活動 ―渡邊英夫 佐藤秀定
仲町6丁目(大鋸町・寄大工町)の昨日・今日・明日 石塚正英
芭蕉ハーブの旅 小島雅之
わが町の芭蕉ハーブ 竹澤敏江
芭蕉ハーブのプランターづくり 佐藤秀定
芭蕉ハーブ ―「薬欄にいづれの花をくさ枕」 谷眞知子
記念誌編集後記 石塚正英