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「学問の自由」シリーズ

キリスト教学校の「犯罪」

明治学院大学〈教科書検閲〉事件

編:寄川条路

紙版

内容紹介

明治学院大学事件の概要を説明し、教科書の使用について大学側の主張と教授側の主張をそれぞれ紹介したうえで、裁判所の判断に基づいて事件の要点を整理したものである。本書によって、授業を盗聴したり教科書を検閲したりして、教員を調査し排除していたキリスト教学校の「犯罪」が告発される。

目次

序 章  「明治学院大学事件」の概要
第一章  教科書が不適切なので解雇する ――大学側の主張
第二章  教科書検閲は自由の侵害である ――教授側の主張
第三章  教科書も授業も不適切ではない ――裁判所の判断
終 章  「明治学院大学事件」の裁判記録

著者略歴

編:寄川条路
1961年生。早稲田大学文学部卒業、ボーフム大学大学院修了、哲学博士。愛知大学教授、明治学院大学教授などを歴任。専門は思想文化論。日本倫理学会和辻賞、日本随筆家協会賞などを受賞。単著に『哲学の本棚』(晃洋書房)、『教養としての思想文化』(晃洋書房)、『ヘーゲル』(晃洋書房)など。共著に『ヘルダリーンとヘーゲル』(社会評論社)、『学問の自由と自由の危機』(社会評論社)、『実録・明治学院大学〈授業盗聴〉事件』(社会評論社)、『表現の自由と学問の自由』(社会評論社)、『大学の自治と学問の自由』(晃洋書房)、『大学の危機と学問の自由』(法律文化社)、『大学における〈学問・教育・表現の自由〉を問う』(法律文化社)など。

ISBN:9784784515998
出版社:社会評論社
判型:A5
ページ数:88ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2023年06月
発売日:2023年06月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN