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日韓記者・市民セミナーブックレット

日韓記者・市民セミナーブックレット5 東京2020 五輪・パラリンピックの顛末

併録 日韓スポーツ・文化交流の意義

著:谷口源太郎
著:寺島善一
著:澤田克己

紙版

内容紹介

 東京五輪・パラリンピックは、新型コロナの感染爆発のさなかに、国民の反対の声を押し切って開催された。贈賄疑惑と「アンダーコントロール」の招致活動から閉幕まで、目を疑うばかりの不祥事と差別言動があらわとなり、あげくに巨額債務が納税者のツケとなる。なぜ、こうまでして東京大会は開催されたのか? 商業主義と勝利至上主義がもたらした顛末は「近代オリンピックの終焉」を物語る。  

 だが、あるべき真のスポーツ・文化の交流は、複雑化する日韓関係においても国境を越えて心をつなぐ。植民地の歴史に抗った金メダリスト・孫基禎と、韓流に憧れを抱く現代の若者たちの相互意識にその姿を見る。

目次

はじめに

第Ⅰ講 東京五輪・パラリンピックの顛末
谷口源太郎 スポーツジャーナリスト
●見えてきたオリンピックの終焉
*ほか、詳しく知るための三つの論評を収録*
●JOC(日本オリンピック委員会)の不可解な動き
*二〇一九年一〇月セミナー講演録*
〔資料〕 オリンピズムの根本原則(二〇二〇年版『憲章』から)

第Ⅱ講 『評伝 孫基禎』の上梓とその後
孫基禎から大坂なおみまで─スポーツ・人権・平和の思想と行動
寺島善一 明治大学名誉教授

第Ⅲ講 虚構の「嫌韓」からの解放
──日韓の若者たちの相互意識
澤田克己 ジャーナリスト

ISBN:9784784511549
出版社:社会評論社
判型:A5
ページ数:104ページ
定価:900円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SC