熊倉功夫著作集
熊倉功夫著作集 6
民芸と近代
著:熊倉 功夫
紙版
内容紹介
伝統とは、美とは、日本とは―
文化史の諸領域にわたり茶の湯を軸として、鋭敏な感覚で鮮やかに本質を明らかにし、分野を軽々と飛び越えて新たなパースペクティブを示し続けてきた著者が、自選によってまとめる七つの小宇宙
あいまいになってきた日本のかたち。
美とふるまいの歴史から見直したい。
近代の自我と対峙しながら無心の美を求めた民芸運動。
和と洋のせめぎあいの中で形成されたマナーと風俗。
それは日本人の心の近代史でもある。
目次
Ⅰ民芸の発見
はじめに
一 『白樺』のなかで
二 民芸の発見
三 民芸の運動
四 民芸の超克
手紙のなかの柳宗悦
私信にみる二人の関係―河井寛次郎宛柳宗悦書簡集より―
柳楢悦の歌集
Ⅱ文化としてのマナー
はじめに
一 マナーを風俗文化としてみる
二 食事作法とは何か
三 食事作法の変化
四 飲む作法
五 間の礼法
六 茶道と近代の女性礼法
七 近代作法書を読む
八 「国民礼法」の成立
九 マナーの行方
参考文献ならびに史料
あとがき
岩波人文書セレクションに寄せて
Ⅲ風俗と酒・美について
明治時代の流行と風俗
酒と社交
耀盌を拝見して―出口王仁三郎師の芸術―
真人井上有一の誕生―「東京大空襲」「噫横川国民学校」によせて―
解説 中野目徹
索引(人名・事項)
ISBN:9784784218578
。出版社:思文閣出版
。判型:A5
。ページ数:516ページ
。定価:7000円(本体)
。発行年月日:2017年07月
。発売日:2017年07月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WBXN12。