熊倉功夫著作集
熊倉功夫著作集 2
茶の湯と茶人の歴史
著:熊倉 功夫
紙版
内容紹介
伝統とは、美とは、日本とは―
文化史の諸領域にわたり茶の湯を軸として、鋭敏な感覚で鮮やかに本質を明らかにし、分野を軽々と飛び越えて新たなパースペクティブを示し続けてきた著者が、自選によってまとめる七つの小宇宙
茶の湯の歴史に茶人の歴史は欠かせない。しかし茶人の歴史はただちに茶の湯の歴史にはならない。茶人が生きた時代の歴史相のなかから、茶の湯の姿はたちあらわれる。新たに発掘された茶人たちの伝承によって、新しい茶の湯と茶人像を描く。
目次
Ⅰ 千利休と山上宗二
新しい美を創造する 千利休の目
武野紹鷗と千利休
『江岑宗左茶書』のなかの千利休
「利休の死」そして本覚坊のこと
山上宗二の生涯と茶の湯
山上宗二の茶の湯論
Ⅱ 千家茶道の道統
千少庵伝断章
千宗旦の茶の湯と逸話
続・千宗旦の茶の湯と逸話
仙叟宗室の生活と茶の湯
真巌宗見文書について
家元制下における芸道の特質―一八世紀における茶の湯を中心に―
如心斎と千家の継承
Ⅲ 小堀遠州とその周辺
茶の湯咄のなかの古田織部
小堀遠州の生涯と茶の湯
茶話のなかの小堀遠州
禁裏・公家の茶の湯
Ⅳ 大名の茶の湯
徳川秀忠の茶の湯
上田宗箇・人と茶の湯
土屋蔵帳の世界
「つよくてうつくしき」鎮信の茶
数寄大名池田治政とその茶の湯
井伊直弼の生涯と茶の湯
解説 谷端昭夫
索引(人名・事項)
ISBN:9784784218530
。出版社:思文閣出版
。判型:A5
。ページ数:500ページ
。定価:7000円(本体)
。発行年月日:2016年09月
。発売日:2016年09月30日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WBXN12。