京都大学史料叢書 13
西山地蔵院文書
編:早島 大祐
紙版
内容紹介
西山地蔵院は応安元年(1368)に細川頼之が京都西郊の地に創建し、碧潭周皎を事実上の開基とした禅宗寺院である。
現在、京都大学総合博物館が所蔵する西山地蔵院文書は、創建当初から戦国時代までの文書を残し、守護が創建した京菩提寺に関する基本史料として位置づけられるとともに、室町期の荘園制や都鄙交通を考える際に注目されてきた禅僧や守護奉行人の活動が具体的にわかる社会経済史上の重要史料である。
影印・翻刻に、解説を加え、「西山地蔵院文書編年目録」を付記。
目次
Ⅰ 影印編
Ⅱ 翻刻編
Ⅲ 解説編「西山地蔵院領の形成と展開」 早島大祐
西山地蔵院文書編年目録