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デジャヴュ街道

著:野村 喜和夫

紙版

内容紹介

こうして場が沈む、きりもなく場が沈むとき―
名も失われた街道に沿って、
エデンホテルが、うっすらと浮かんでいる、という、
(「エデンホテル」)

オルガスムス屋、神経の蟻、錆と苔、霊の抜け駆け、廃墟、染色体・・・。原詩テキストに登場した事物や生き物たちが、新たな記述とともにリンクを張る。名が集められ、刻がわきたち、われわれは出発する―・90年代からの連作、ついに結実。躍動の、詩のライフワーク。

著者略歴

著:野村 喜和夫
1951年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部卒。現代詩の最先端を走りつづけるとともに、批評、小説、翻訳、比較詩学研究なども手がける。詩集に『特性のない陽のもとに』(思潮社、歴程新鋭賞)、『風の配分』(水声社、高見順賞)、『ニューインスピレーション』(書肆山田、現代詩花椿賞)、『街の衣のいちまい下の虹は蛇だ』(河出書房新社)、『ヌードな日』(思潮社、藤村記念歴程賞)、『難解な自転車』(書肆山田、藤村記念歴程賞)など、評論に『ランボー・横断する詩学』(未来社)、『現代詩作マニュアル』(思潮社)、『オルフェウス的主題』(水声社)、『移動と律動と眩暈と』(書肆山田、鮎川信夫賞)、『萩原朔太郎』(中央公論新社、鮎川信夫賞)、『証言と抒情 詩人石原吉郎と私たち』(白水社)などがある。

ISBN:9784783735717
出版社:思潮社
判型:A5
ページ数:227ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2017年06月
発売日:2017年06月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ