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現代詩文庫 239

たかとう匡子詩集

著:たかとう 匡子

紙版

内容紹介

巨大なユンボの爪が
赤く爛れた空の深さをかきまぜている
空は土になり
土は
戦禍の時を越えた人の胸になり

(「根」)

神戸空襲、阪神」・淡路大震災―過酷な体験と、受難をめぐる書くことの葛藤。カタストロフがはらむ時間の深みへ、ひたむきな模索と達成をあかす。

著者略歴

著:たかとう 匡子
1939年、神戸生まれ。
詩集に『失われた調律』『危機たちの点描』『ヨシコが燃えた』『学校』(第8回小野十三郎賞)など。
エッセイに『神戸ノート』『私の女性詩人ノート』『私の女性詩人ノートⅡ』など。
2015年第39回井植文化賞受賞。

ISBN:9784783710172
出版社:思潮社
判型:4-6
ページ数:160ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2018年06月
発売日:2018年06月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ