内容紹介
「速度だ。米屋猛は速度だと思う。夥しい固有名詞とともに、北の大地の日常を縦横に速度が遂行されているのだ、(・・・)エロスとタナトスとを架橋する祈りの実践のために」(野村喜和夫)。
土俗、血縁、因襲というモチーフを軽やかなリズムで抉りだす、愛と痛みの言葉たち。
戦後の隠れた名詩集『家系』ほか収録。
解説=吉田文憲、宗左近、齋藤勇一
著者略歴
著:米屋 猛
1930年秋田県男鹿市生まれ。秋田商業高校卒。戦後間もなく詩作を始め、第1次「ユリイカ」などに作品を発表。
詩誌「ハンイ」「序」「舫」「海流」などで活動を展開。
79年、第1詩集『家系』を刊行、同詩集で第13回小熊秀雄賞受賞。以後、詩集に『壊れた夢』(85年)、『男、おんな』(91年)、
『祈りのレッスン』(97年)、『暁闇 自転車に乗って』(99年)、『人に生まれて』(2010年、第12回秋田県現代詩人賞)がある。
ISBN:9784783710110
。出版社:思潮社
。判型:4-6
。ページ数:159ページ
。定価:1300円(本体)
。発行年月日:2016年11月
。発売日:2016年11月11日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。