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現代詩文庫 227

暮尾淳詩集

著:暮尾 淳

紙版

内容紹介

すたすたすた
だったよなあSよ
たんたんたん
だったよなあAよ
Hはぺったぺったで
Jはどんどんどんだったろうか。
(「雨言葉」)

酔いどれ詩人のまなざし
「くれおじゅんは、よいどれの詩をかきつづけてきた。(…)しをいしきしているのに、しをおもわせずしをかいている。」
(司修)。
よれよれぼろぼろの表現に関しては右に出る者なし。『めし屋のみ屋のある風景』から『地球(jidama)の上で』まで、死者を想い人間を見つめる詩人の生。
解説=秋山清、堀切直人、原満三寿、長嶋南子、久保隆、八木幹夫

著者略歴

著:暮尾 淳
1939年北海道札幌市生まれ。札幌南高校を経て早稲田大学文学部心理学卒。20歳のときに秋山清を訪ね、伊藤信吉、金子光晴を知り、以後この3人に親炙。金子の「あいなめ」、秋山の「コスモス」、阿邨文一郎の「核」同人を経て、90年「騒」創刊編集人(2014年100号で終刊)。
現在、「Zéro」「鬛」同人、小樽詩話会にも参加している。詩集に『めし屋のみ屋のある風景』(78年)、『ほねくだきうた』(88年)、『紅茶キノコによせる恋唄』
(94年)、『雨言葉』(2003年)、『ぼつぼつぼちら』(05年)、『地球(jidama)の上で』(13年、第20回丸山薫賞)など。
他に岡村春彦との共編著『岡村昭彦集』全6巻(87年)、句集『宿借り』(12年)などがある。

ISBN:9784783710059
出版社:思潮社
判型:4-6
ページ数:159ページ
定価:1300円(本体)
発行年月日:2016年08月
発売日:2016年08月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ