第1章 序論 1
1.1 健康に影響する食物と薬 1
1.1.1 疾病構造の変化 1
1.1.2 現代の疾病の状況 1
1.1.3 飢餓・低栄養から栄養過多へ 3
1.1.4 人口の高齢化 3
1.2 食物から薬を求めて 4
1.2.1 医薬品の誕生 4
1.2.2 食物と医薬品の同時摂取の影響 5
1.3 体内の薬物の挙動と薬物代謝酵素 5
1.3.1 血漿アルブミン量の薬物への影響 5
1.3.2 食物が薬物の代謝酵素に与える影響 6
1.4 薬の使用による味覚障害、食欲抑制と消化器障害 6
1.5 医薬品と食物の区別 6
1.6 薬の多様化と流通 7
第2章 薬の基礎知識 9
2.1 薬理学(Pharmacology)で何を学ぶか 9
2.1.1 薬力学(Pharmacodynamics) 9
2.1.2 臨床薬理学(Clinical Pharmacology) 9
2.1.3 薬物動態学(Pharmacokinetics) 9
2.1.4 毒性学(Toxicology) 9
2.2 どのような医薬品があるか 10
2.2.1 天然由来医薬品 10
2.2.2 化学的製剤 10
2.2.3 微生物や動物の生産物 10
2.3 医薬品と法令 10
2.3.1 医薬品医療機器等法関連規定など 10
2.3.2 一般用医薬品の販売制度 14
2.3.3 麻薬・覚せい剤など 16
2.4 医薬品の作用 17
2.4.1 薬物治療の種類 17
2.4.2 医薬品の効き方とその種類 17
2.4.3 医薬品の作用部位 18
2.4.4 薬の効果に影響するもの 23
2.4.5 医薬品の投与方法 27
2.4.6 医薬品の剤形 30
2.5 薬物の体内動態 32
2.5.1 呼吸 32
2.5.2 薬物の分布 35
2.5.3 薬物代謝 36
2.6 医薬品の有害作用 38
2.6.1 胎児に対する有害作用 38
2.6.2 臓器特異性の障害を起こす薬物 44
2.6.3 医薬品副作用被害救済制動 45
第3章 主な治療薬の概要 47
3.1 高血圧症および心疾患治療薬 47
3.1.1 高血圧患者概要 47
3.1.2 抗高血圧薬(降圧薬) 48
3.1.3 心疾患治療薬 50
3.1.4 抗血圧凝固薬(抗血栓薬) 52
3.2 抗癌薬 55
3.2.1 発癌機構 55
3.2.2 抗癌薬はどうして効くか 55
3.2.3 抗癌薬 56
3.3 抗感染症薬(抗菌薬) 60
3.3.1 抗生物質と合成抗菌剤 60
3.3.2 抗感染症薬に関連する用語 61
3.3.3 細菌に対する抗感染症薬と作用の仕組み 61
3.3.4 抗菌薬の薬物動態に関する用語(MIC, MPC, MSW, PAE) 64
3.3.5 PK/PD理論 65
3.3.6 薬剤耐性と院内感染 66
3.4 抗真菌薬 66
3.5 抗ウイルス薬 67
3.5.1 抗ヒト免疫不全ウイルス感染症薬(抗HIV感染症薬) 68
3.5.2 抗単純ヘルペスウイルスおよび水痘・帯状疱疹ウイルス感染症薬 68
3.5.3 抗インフルエンザウイルス感染症薬 69
3.5.4 抗B型、C型肝炎ウイルス感染症薬 70
3.6 消化器に作用する医薬品 71
3.6.1 治療方針 72
3.6.2 胃酸分泌のしくみ 72
3.6.3 消化性潰瘍治療薬 72
3.6.4 健胃・消化薬と消化管運動改善薬 74
3.6.5 制吐薬 75
3.6.6 催吐薬 75
3.7 催眠薬・抗不安薬 76
3.7.1 催眠薬 76
3.7.2 抗不安薬 77
3.8 精神神経用薬 77
3.8.1 抗精神病薬 78
3.8.2 抗うつ病 78
3.9 抗パーキンソン病薬 79
3.9.1 ドパミン作用薬 80
3.9.2 ノルアドレナリン供給薬 81
3.10 抗てんかん薬 81
3.11 麻薬性鎮痛薬(オピオイドOpioid) 81
3.12 脂質異常症治療薬 83
3.12.1 脂質異常症 83
3.12.2 脂質異常症治療薬 84
3.13 抗アレルギー薬 86
3.13.1 免疫とアレルギー 86
3.13.2 抗ヒスタミン薬 88
3.14 消炎鎮痛薬 89
3.14.1 消炎 89
3.14.2 消炎鎮痛作用の仕組み 89
3.14.3 プロスタグランジン類の臨床症状 90
3.14.4 プロスタグランジン類の生理作用 91
3.14.5 非ステロイド性抗炎症薬 NSAIDs(エヌセイズ)( Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug) 91
3.14.6 ステロイド性抗炎症薬 93
3.15 関節リウマチ治療薬 96
3.15.1 関節リウマチの概要 96
3.15.2 関節リウマチの薬物療法 97
3.16 高尿酸血症・痛風治療薬 98
3.16.1 高尿酸血症と痛風 98
3.16.2 薬物治療 99
3.17 糖尿病治療薬 99
3.17.1 病態 99
3.17.2 糖尿病の型 100
3.17.3 インスリンの補給 100
3.17.4 経口糖尿病薬 100
3.18 骨粗鬆症薬 102
3.18.1 骨の維持機能 102
3.18.2 骨粗鬆症の薬物治療 103
第4章 薬の消化器官からの吸収 105
4.1 薬物の吸収・代謝・排泄に関与する器官 105
4.2 薬物の消化器からの吸収の仕組み 106
4.2.1 薬物吸収の概略 106
4.2.2 細胞膜通貨の重要な機序(吸収の一般的タイプ) 106
4.2.3 経口投与による薬物の吸収とその部位 108
4.3 薬物代謝酵素による薬物の変化 111
第5章 食事と薬の正しい飲み方 113
5.1 内服の方法 113
5.1.1 服用水について 113
5.1.2 服用時間について 113
5.2 消化管内に食物が存在した場合の医薬品の吸収遅延 115
5.2.1 食物による吸収遅延 115
5.2.2 胃排出遅延および呼吸遅延を避けるべき医薬品 115
5.2.3 その他の吸収遅延を起こす医薬品 118
5.3 消化管内に食物が存在した場合の医薬品の吸収低下 118
5.3.1 抗感染症薬の薬効の低下 118
5.3.2 抗感染症薬を除く医薬品の薬効の低下 120
第6章 高脂肪食および高タンパク質食が薬効を変化させる 123
6.1 高脂肪食の影響 123
6.1.1 高脂肪食が薬の生物学的利用率を上げる 123
6.2 高タンパク質食の影響 125
6.2.1 高タンパク質摂取と薬 125
6.3 食物消化と薬物動態 127
第7章 食品中の特定成分が薬効を変化させる 133
7.1 飲料の薬物効果に及ぼす影響 133
7.1.1 お茶と鉄剤 133
7.1.2 グレープフルーツジュースと医薬品 136
7.1.3 カルシウム含有飲料と医薬品 139
7.1.4 ジュース類(グレープフルーツジュースを除く)と医薬品 141
7.1.5 アルコールと医薬品 142
7.2 その他の食物の薬物効果に及ぼす影響 146
7.2.1 チラミン含有食物と医薬品 146
7.2.2 食物繊維と医薬品 148
7.2.3 キャベツと医薬品 150
第8章 ビタミン含有食品と医薬品 153
8.1 ビタミンKを含有または産生する食品と医薬品 153
8.1.1 血栓防止と納豆 153
8.1.2 ビタミンK含有食品とワルファリン 154
8.2 その他の食品中ビタミンと医薬品 155
8.2.1 ビタミンA 155
8.2.2 ビタミンB6(ピリドキシン) 156
8.2.3 ビタミンB12(シアノコバラミン) 156
8.2.4 ビタミンC(アスコルビン酸) 157
8.2.5 ビタミンD(カルシフェロール) 157
8.2.6 ビタミンE(トコフェロール) 157
8.2.7 葉酸 157
第9章 健康食品と医薬品 159
9.1 食品と医薬品 159
9.2 保健機能食品の制度化とその概要 160
9.2.1 保健機能食品誕生の経緯 160
9.2.2 保健機能食品制度 162
9.2.3 特別用途食品と保健機能食品 163
9.2.4 いわゆる健康食品 167
9.3 健康食品と医薬品の相互作用 168
9.3.1 セント・ジョーンズ・ワート(St. John’s wort:学名Hypericum perforatum)168
9.3.2 ニンニク 170
9.3.3 チョウセンニンジン(朝鮮人参) 170
9.3.4 イチョウ薬 171
9.3.5 クロレラ食品との相互作用 171
第10章 食欲調節機構と抗肥満薬 173
10.1 中枢における摂食調節機構 173
10.1.1 摂食亢進系活性物質 173
10.1.2 摂食抑制系活性物質 174
10.2 末梢性摂食調節機構 175
10.2.1 摂食亢進系活性要因 175
10.2.2 摂食抑制系要因 175
10.3 抗肥満薬 176
10.3.1 メタボリックシンドローム概念の基準化と関連疾患の判断治療の整備 176
10.3.2 肥満症の治療 177
10.3.3 肥満とダイエット 177
10.3.4 抗肥満薬 178
10.3.5 サプリメントから検出された抗肥満薬 182
10.3.6 まとめ 183
■食生活に関わる体調を変化させる医薬品一覧表
事項索引 211
欧文事項索引 218
医薬品名索引 220