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僕とジャニーズ

著:本橋信宏

紙版

内容紹介

闇は深い。戦後最大のタブーを暴く。
1970年代、スーパースターだった北公次の著書『光GENJIへ』(1988年刊)は、たちまち35万部のベストセラーとなった。ジャニー喜多川の性加害糾弾の原点であるこの本を書いたのは、本橋信宏(『全裸監督』の原作者)だった。いまこそ、これまで明らかにしてこなかった怪物(ルビ:プレデター)、ジャニー喜多川と彼をとりまく人間のドラマを描こう。筆者渾身の書き下ろし。

・内容紹介
北公次の自伝『光GENJIへ元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』は1988年暮れに世に出ると短期間で35万部に達し、世間の深い関心を証明した。(中略)『光GENJIへ』自体が虚構の書で、北公次、平本淳也の存在を無視する動きもあった。あの書が世に出てから35年。すべての発端となった『光GENJIへ』は、長いあいだ封印され、様々な噂が流れていた。35年がたち、あの書がいかに書かれ、北公次がいかに戦い、傷つき、そして終わりを迎えたのか。本業が物書きの私は、仕事の過程で知り合ったある人物からの勧めで、北公次と交流をもつことになり、彼が半生を綴った自叙伝のゴーストライターを務めることになった。その間、毎日のように会い、話を聞き出し、テープ起こしをして、不明点があれば再度尋ね、また北公次のほうから話し足りないと感じることがあると、また対面してテープを回した。本が世に出てからも付き合いは終わらず、彼がミュージシャンとして復活をくわだてる際も、応援した。最終的にはビデオを回し、私が監督まで務めることになった。長年にわたりタブー扱いされてきたジャニー喜多川性加害問題の舞台裏を明かすことは、『光GENJIへ』の覆面作家だった私に負わされた責務だろう。果たしてそこには何が書いてあったのか、またいったい何が書かれないまま残されたのか。降ろしたはずの幕をもう一度あける思いで、私はそれらを明らかにしていこうと思う。(序章「覆面作家の告白」より)

・目次
序章 覆面作家の告白
第1章 発火点
第2章 ジャニーズ事務所マル秘情報探偵局
第3章 北公次を探して
第4章 告白
第5章 ある行為
第6章 合宿所、夜ごとの出来事
第7章 急げ! 若者
第8章 懲役10か月執行猶予3年
第9章 41歳のバク転
終章 35年目の決着
最後に

目次

序章 覆面作家の告白
第1章 発火点
第2章 ジャニーズ事務所マル秘情報探偵局
第3章 北公次を探して
第4章 告白
第5章 ある行為
第6章 合宿所、夜ごとの出来事
第7章 急げ! 若者
第8章 懲役10か月執行猶予3年
第9章 41歳のバク転
終章 35年目の決着
最後に

著者略歴

著:本橋信宏
1956年埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。集合写真で「一人おいて」と、置かれてしまった人物、忘れ去られた英雄を追いつづける。執筆内容はノンフィクション・小説・エッセイ・評論。著書『全裸監督 村西とおる伝』(太田出版/新潮文庫)が原作となり、山田孝之主演でNetflixから世界190か国に配信され、世界的大ヒットとなる。主な著書に『裏本時代』『AV時代』(以上、幻冬舎アウトロー文庫)、『新・AV時代 全裸監督後の世界』(文春文庫)、『心を開かせる技術』(幻冬舎新書)、『東京最後の異界 鶯谷』(宝島SUGOI文庫)、『東京の異界 渋谷円山町』(新潮文庫)、『新橋アンダーグラウンド』『高田馬場アンダーグラウンド』『歌舞伎町アンダーグラウンド』(以上、駒草出版)、『ベストセラー伝説』(新潮新書)、『出禁の男 テリー伊藤伝』(イースト・プレス)等多数。1988年、35万部のベストセラーとなった北公次『光GENJIへ』(データハウス)の構成を担当し、同名の映像作品も監督した。また2023年公開されたBBCドキュメンタリー「J-POPの捕食者〜秘められたスキャンダル」にも取材協力した。

ISBN:9784781622477
出版社:イースト・プレス
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DN