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木村政彦 外伝

著:増田 俊也

紙版

内容紹介

「木村政彦 生誕百周年記念」刊行。連載時に反響を呼びながら、ベストセラー『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』には収録されなかった幻の原稿「最強柔道家論争」を含む、『ゴング格闘技』連載時の珠玉の原稿や論評、さまざまな作家・格闘家・アーティストたちとの対談、さらに書き下ろし原稿、連載時の秘蔵写真&全キャプション等を収録。大宅賞&新潮ドキュメント賞W受賞作は、本書によって“完全版”となる。

目次

プロローグ「遥かなる」

◆第1章 史上「最強」は誰だ?

「『最強柔道家論争』木村、ヘーシンク、ルスカ、そして山下泰裕」

「木村政彦vs山下泰裕、もし戦わば〈立ち技篇〉」

「木村政彦vs山下泰裕、もし戦わば〈寝技篇〉」


◆第2章 証言・木村政彦と力道山の時代

ヒクソン・グレイシー×増田俊也
「木村政彦は切腹すべきだったのか」

ミスター高橋×増田俊也
「プロレス側から見た力道山vs木村政彦」

安齋悦雄(元拓大柔道部監督)×増田俊也
「牛島先生と木村先生のもとで
稽古ができたことは、本当に幸せでした」

青木真也×増田俊也
“キムラ”を語る。

岩釣兼旺×石井慧×増田俊也
「鬼を継ぐ者」

岩釣兼生という最後のサムライ


◆第3章 柔道とは何か?

岡野 功×増田俊也
「柔道、そして正気塾を語ろう」

古賀の兄と呼ばれた柔道家

超二流と呼ばれた柔道家

堀越英範×増田俊也
「世界一の背負投げ」

松原隆一郎×磯部晃人×増田俊也
「柔道とは何か?」

木村政彦のなかで生きた高専柔道

1950年のプロ柔道旗揚げ戦動画を見る
「木村政彦とプロ柔道の時代」

高専柔道と七帝柔道、百年の奇跡。
増田俊也、寝技の源流を語る。


◆第4章 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

平野啓一郎×増田俊也
「木村政彦の復活」

角幡唯介×増田俊也
「たったひとつの信じるもの」

増田俊也×菊地成孔
「木村政彦の謎は、永劫に繰り返される」


◆第5章 男の正座たちに捧ぐ

大宅壮一ノンフィクション賞受賞
増田俊也「天覧試合を語る」

猪瀬直樹×増田俊也
「木村政彦が生きた意味」

原田久仁信×増田俊也
「魂を込めて、男の星座たちに捧ぐ」

吉田 豪×増田俊也
「木村先生が好き過ぎて」

綾小路 翔×増田俊也
「エンディングテーマは流れない」

小林まこと×増田俊也
「我が柔道部物語」

中井祐樹×増田俊也
「七帝柔道、修斗、VTJ……
そして木村政彦の末裔として」

あとがき

【特別付録】
2008-2011『ゴング格闘技』連載
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
全写真&キャプション

著者略歴

著:増田 俊也
2006年『シャトゥーン ヒグマの森』で『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞。小説のみならず、ノンフィクションや随筆、評論の分野でも活躍。2012年『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で大宅賞&新潮ドキュメント賞受賞。2013年、自伝的小説『七帝柔道記』(角川書店)が第4回山田風太郎賞最終候補作に。2014年『VTJ前夜の中井祐樹』を上梓。2017年、『北海タイムス物語』で第2回北海道ゆかりの本大賞を受賞。

ISBN:9784781617015
出版社:イースト・プレス
判型:B6
ページ数:720ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2018年08月
発売日:2018年08月18日