風は春

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著：宮崎洋

出版社：ふらんす堂

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内容紹介

◆第一句集
どうして春が来るの
どうして春になるの　
こどものころから
ずっと不思議だった
いまは思う
草も鳥も海も風も
赤ちゃんも
星になったひとも
懸命に春になろうとしている

（著者）

◆自選十句
料峭やかはりばんこに麺麭を抱き
鳥の恋伎芸天女の闇うごく
父のなき父の田圃の春景色
花満つやこの世に誰もゐなくなり
涼しげに子を産むちから誇りけり
ゆふやみの底に夕焼の千曲川
金閣寺水かげろふに灼けにけり
名月を呑みたる海のあをあをと
小春凪暮るれば胎へかへるとき
聖夜へと入りゆくテールランプかな

著者略歴

著：宮崎洋
昭和26年三重県生まれ
平成22年「春燈」入会
平成28年「春燈」春星賞受賞
平成30年「春燈」燈下集（同人）
令和6年10月「春燈」主宰就任
俳人協会会員

ISBN：9784781417097
出版社：ふらんす堂
判型：4-6
ページ数：206ページ
価格：2600円（本体）
発行年月日：2024年11月
発売日：2024年12月06日
国際分類コード【Thema（シーマ）】１：DC
国際分類コード【Thema（シーマ）】２：1FPJ。

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