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句集

百句シリーズ

木下夕爾の百句

著:鈴木直充

紙版

内容紹介

◆百句シリーズ
名句が気軽に読める百句シリーズに木下夕爾が登場!


◆孤高と有情
夕爾句には、あからさまな洒落、おどけ、滑稽、皮肉といった諧謔はない。「俳句」は和歌・連歌から派生する過程で「言葉の遊び」「精神の遊び」を伴う諧謔を内包してきた。けれども、夕爾はその〝遊び〟を〝あそばず〟ひたすら〝心を澄ませ〟、身辺の風物に溶け込んで韻文である俳句の世界を構築するのである。
寡黙、寡作の作家・木下夕爾は「含羞の詩人」といわれた。かれの表現は一見さらりとしているが、ふかいニュアンスとペーソスを帯びた抒情が俳句のなかに封じ込められている。そして、一句に凝縮した暗示や省略から、古今なかった繊細なエレガンスをふくむ俳風をつむぎだしたのである。
(解説より)

著者略歴

著:鈴木直充
1949年 山形県酒田市に生まれる
1971年 「春燈」入会、1992年「春燈」新人賞受賞
「春燈」主宰、俳人協会理事
句集『素影』(2006年刊)、『寸景』(2019年刊)

ISBN:9784781416120
出版社:ふらんす堂
判型:4-6変
価格:1500円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月27日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DCR