虚子選 ホトトギス雑詠選集100句鑑賞 冬
著:岸本 尚毅
紙版
内容紹介
◆「春夏秋冬」そろいました シリーズついに完結!
虚子はナマの季感と季題とを峻別して考えていました。虚子は季題が約束事であり、フィクションであるという伝統的な考え方を保持していました。
その一方で虚子は現場主義的な写生を重視していました。写生の現場を踏むことによって、雪月花的な伝統を負う季題に新たな生命力を与えることが、虚子の生涯のテーマだったと私は考えています。