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アーカイブ立国宣言

日本の文化資源を活かすために必要なこと

編:「アーカイブ立国宣言」編集委員会
監:福井 健策
監:吉見 俊哉

紙版

内容紹介

日本のデジタルアーカイブはどこを目指すべきか?
ナショナルアーカイブ設立へ向けた4つの提言と、青柳正規・御厨貴・吉見俊哉による鼎談や、日本のアーカイブの現状報告、世界のデジタルアーカイブの実践例、デジタルアーカイブ振興法制定の意義と今後の方向性などを収録。


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目次

はじめに
 文化資源戦略会議

第1章 アーカイブ立国宣言
 文化資源戦略会議

第2章 鼎談:アーカイブとは文化そのものである
 青柳正規、御厨 貴、吉見俊哉

第3章 アーカイブの可能性を探る

 マンガ 東京国際マンガミュージアム(仮称)
・マンガ・アニメ・ゲーム文化のすべてを収蔵するミュージアムを
 森川嘉一郎

 ゲーム 立命館大学ゲーム研究センター
・世界に通じる文化を国内で保存すべきである
 細井浩一

 震災 311まるごとアーカイブス
・公開・共有のための仕組みづくりが必要だ
 長坂俊成

 脚本 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム
・映像の現存率が低いなか放送文化を残していくために
 石橋映里

 映画 東京国立近代美術館フィルムセンター
・デジタルアーカイブは「保存」に役立つか
 岡島尚志

 放送 NHKアーカイブス
・テレビ番組とアーカイブ NHKの取組
 宮本聖二

 地域・1 地域雑誌「谷中・根津・千駄木」
・普通の人の話をきちんと残していく大切さ
 森まゆみ

 地域・2 小布施町立図書館「まちとしょテラソ」
・交流装置としてのアーカイブを作りたい
 花井裕一郎

 地域・3 札幌市中央図書館
・地方の図書館で進める電子書籍の可能性
 淺野隆夫

 アニメ 日本・アニメーションアーカイブス
・未来の日本のアニメーションアーカイブスを目指して
 植野淳子

 音楽レコード 歴史的音盤アーカイブ
・タイムリミットが迫ってくる古い音源をデジタル化していく
 藤本 草

 書籍(印刷物資料)
・既存の知的財産をいかにアーカイブしていくか
 植村八潮

第4章 世界のデジタルアーカイブ実践例
 松永しのぶ

第5章 デジタルアーカイブ振興法制定の意義と今後の方向性
 福井健策、中川隆太郎

●コラム
・青空文庫
 青空の本は、誰も拒まない
・京都服飾文化研究財団(KCI)デジタルアーカイブ
 フランス革命前夜のファッションから、ヨウジヤマモトまで
・Getty Images
 8,000万点強の画像を提供するストックフォト代理店
・Flickr
 世界中のアーカイブが利用する写真共有サイト
・ニューヨーク公共図書館パフォーミングアーツ図書館
 芸術の一等地にある世界最大級の演劇専門図書館

著者略歴

編:「アーカイブ立国宣言」編集委員会
井上奈智(国立国会図書館)
眞籠 聖(国立国会図書館)
松永しのぶ(国立国会図書館)
柳与志夫(国立国会図書館)
渡邉由利子(国立国会図書館)
監:福井 健策
1965年生まれ。弁護士/ニューヨーク州弁護士。東京大学法学部卒。コロンビア大学法学修士。骨董通り法律事務所 for the Arts 代表パートナー。日本大学芸術学部客員教授。think C 世話人。
監:吉見 俊哉
1957年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。
2010年より大学総合教育研究センター長、教育企画室長、大学史史料室長、
2011年より東京大学副学長を兼任。

ISBN:9784780802139
出版社:ポット出版
判型:4-6
ページ数:272ページ
価格:2300円(本体)
発行年月日:2014年11月
発売日:2014年11月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:UD