序章 本書の目的と構成―新版K式発達検査の特徴と魅力―
1 本書の目的と構成
2 筆者の考える新版K式発達検査の特徴と魅力
第I部 新版K式発達検査の基本的理解
第1章 新版K式発達検査の成り立ちと現代的課題
1 はじめに
2 新版K式発達検査の成り立ち―ビネーとゲゼルを中心に―
3 新版K式発達検査の現代的課題
第2章 新版K式発達検査の開発・改訂における標準化
1 はじめに
2 絶対評価と相対評価
3 心理検査の標準化
4 検査得点の分布の特徴
5 発達年齢と発達指数
6 新版K式発達検査における標準化と再標準化
7 新版K式発達検査の理論的課題
第3章 新版K式発達検査2020の標準化資料からみた子どもの発達
1 はじめに
2 標準化資料にかかわるこれまでの研究結果
3 新版K式発達検査2020の標準化資料を用いた分析
4 今後の展望と課題
第4章 新版K式発達検査における乳児期から成人期までの検査得点の性差―標準化資料の分析と国際共同研究への展望―
1 はじめに
2 全領域の得点における性差
3 3領域の得点における性差
4 個別の検査項目における性差
5 考 察
第II部 新版K式発達検査の臨床活用
第5章 新版K式発達検査の臨床活用の基本
1 はじめに
2 検査者としての心構え
3 実施上の留意点
4 結果の解釈
5 検査実施後の対応
6 臨床活用と今後の課題
第6章 新版K式発達検査の小児医療・母子保健領域における活用
1 はじめに
2 小児医療における新版K 式発達検査の活用
3 母子保健における新版K 式発達検査の活用
4 おわりに
第7章 早産・低出生体重児と新版K式発達検査
1 はじめに
2 早産児,低出生体重児とは
3 早産・低出生体重児にみられる主要疾患
4 早産・低出生体重児と発達の障害
5 早産・低出生体重児にみられることが多いその他の臨床像
6 早産・低出生体重児と新版K 式発達検査
7 新版K式発達検査実施上の留意点
8 事例を通して考える
第8章 子どもの言語獲得と新版K式発達検査
1 はじめに
2 子どもの言語獲得過程
3 認知発達と言語獲得との関連
4 他者認識の発達と言語獲得
5 子どもの言語獲得過程をとらえるうえでの新版K 式発達検査における特徴
6 ことばの遅れのケースへの支援をめぐって
7 おわりに
第9章 就学相談(就修学相談)と新版K式発達検査
1 学校教育の誕生と発展
2 就学相談
3 発達相談・教育相談・就修学相談と心理検査
4 日々の保育・教育における新版K 式発達検査の活用
5 日常の行動観察を大切にし,支援につなげる総合的なアセスメント
6 就修学相談の事例より
7 おわりに
第10章 新版K式発達検査による知的障害を伴う自閉スペクトラム症児の発達評価―第3・4葉の通過・不通過項目の検討―
1 新版K式発達検査の経年的結果の活用
2 ASD児にみられる通過しやすい検査項目と通過しにくい検査項目について
3 通過・不通過項目の特徴と支援に向けて
第11章 知的障害の判定と新版K式発達検査―療育手帳判定を中心に―
1 知的障害の福祉制度である療育手帳
2 知的障害の定義と知的障害判定の歩み
3 療育手帳制度運用のための現場からの取り組み
4 知的障害の判定と新版K 式発達検査
資料編
1 新版K式発達検査の発行と頒布
2 K式発達検査関連年表