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ポピュリズム、ナショナリズムと現代政治

デモクラシーをめぐる攻防を読み解く

編:渡辺 博明

紙版

内容紹介

排外主義的ポピュリズムに抗する

各国のナショナリズム、右翼ポピュリズムの現状を概観し、それに対する対抗戦略のあり方を考察する。


●著者紹介
渡辺博明  龍谷大学法学部教授

中谷毅   愛知学院大学法学部教授
橋口豊   龍谷大学法学部教授
畑山敏夫  佐賀大学名誉教授
高橋進   龍谷大学名誉教授
松尾秀哉  龍谷大学法学部教授
堀江孝司  東京都立大学人文社会学部教授
石田徹   龍谷大学名誉教授
坪郷實   早稲田大学名誉教授
小堀眞裕  立命館大学法学部教授
馬場優   福岡女子大学国際文理学部教授
安周永   龍谷大学政策学部教授

目次

 序章 現代政治の変容とデモクラシーのゆくえ

第Ⅰ部 現代デモクラシーをめぐる問題状況

 第1章 極右化する「ドイツのための選択肢(AfD)」
       議会への定着、再国民化、議会政治への影響

 第2章 イングリッシュ・ナショナリズムとブレグジット
       ナショナル・アイデンティティをめぐる対立

 第3章 政治的オルタナティブなき時代のフランス政治

 第4章 イタリア・ナショナリズムの歴史と現在
       反ファシズムとネオ・ナショナリズム

 第5章 ベルギーにおける「多極共存型民主主義の変容論」の再考

 第6章 スウェーデンにおける右翼ポピュリスト政党の伸長と政党政治の変容

 第7章 「ポピュリズム時代」の日本政治と安倍政権

第Ⅱ部 現代デモクラシーをめぐる問題への対応

 第8章 「福祉的連帯」をめぐる政策的・政治的対抗
       「リベラルのジレンマ」と排除的ポピュリズムの克服のために

 第9章 デモクラシーとリアル市民社会
       ドイツにおける右翼ポピュリズムと極右主義への対抗力

 第10章 引き裂かれた左派ポピュリスト・イギリス労働党
       EU離脱・反ユダヤ主義批判と2019年選挙

 第11章 オーストリア社民党の「衰退」とその要因

 第12章 ポスト権威主義体制の課題と挑戦
       韓国民主化後の政党政治と社会運動の現在地

あとがき
索引

著者略歴

編:渡辺 博明
龍谷大学法学部教授

ISBN:9784779517242
出版社:ナカニシヤ出版
判型:A5
ページ数:282ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:NH