第I部 理論編
第1章 フィールドから生まれる自己変容 箕曲在弘・二文字屋脩・小西公大
1 人類学とフィールドワーク
2 フィールドワークを通した自己変容の経験
3 三つのコンピテンシーと自己変容
4 〈なじみ〉からの切断を通した異和感の醸成
5 「共有に向かうこと」:ティム・インゴルドの教育論をめぐって
6 自己変容型フィールド学習の可能性
第2章 自己変容型フィールド学習に向けて 箕曲在弘・二文字屋脩・小西公大
1 フィールド教育の舞台としての課題解決型プロジェクト学習
2 PBLとSFLを組み合わせる意義
3 場づくりとファシリテーション
4 本書の構成
第II部 実践編
第3章 反-反設計主義のフィールド教育:大学における短期海外研修(スタディツアー)を事例に 箕曲在弘
1 型にはまった認識を相対化させるために
2 短期海外研修の概要
3 学習デザイン①:家計調査を通した「貧しさ」の社会的文脈の理解
4 学習デザイン②:省察による自己認識の相対化
5 「反-反設計主義」としての短期海外研修
column 1〈新しい能力〉とPBL
第4章 偶発性を生み出すフィールド教育:学びが生まれる余白と異種混交性 小西公大
1 予定調和的フィールド教育からの脱却:フィールドと実践知
2 偶発性を生み出すプラットフォーム
3 異種混交性をデザインする
4 新潟県佐渡市におけるフィールド教育
5 物質文化に関するフィールド教育の流れ
6 フィールド教育の可能性:偶発性を中心に
column 2 ジョン・デューイの経験学習論とPBL
第5章 ボランティアとフィールド教育:タイ少数民族との邂逅と協働を通した自己変容の可能性 二文字屋脩
1 ボランティア学習と人類学
2 ボランティアという入り口
3 もりびとプロジェクトの概要
4 自己変容をデザインする
5 学生たちの自己変容
6 自己変容の可能性
column 3 自己変容にまつわる教育論
第III部 展開編
第6章 自己変容型フィールド調査実習の試み:調査期間と専門性の制約を超えて 寺内大左
1 フィールド調査を通して自己変容を導く
2 短期海外研修科目の概要
3 仮説法:自己変容を促すフィールド調査方法
4 フィールド調査終了後の自己省察
5 変化がわかる調査結果報告(発表・報告書執筆)
6 まとめ:可能性・限界・課題について
column 4 フィールド教育と安全管理/危機管理
第7章 フィールドワークと教育を超える協働実践:グローバルな当事者間のニーズ共有接近法の実験から 湖中真哉・ディハーン, J.
1 教育を乗り越えるフィールドワーク・フィールドワークを乗り越える教育
2 異文化理解を乗り越えるフィールドワーク教育の方法論:グローバルな当事者間のニーズ接近共有法
3 ケニアのサヴァンナと日本の中山間地域をつなぐespプロジェクトの概要
4 プロダクト・オリエンテッド・ラーニング(POL)としてのespプロジェクト
5 プロジェクト・ドリブン・ラーニング(PDL)としてのespプロジェクト
6 自己自身を発見するために遠くの他者から学ぶ
column 5 フィールドへのインパクト
第8章 教室で再現するフィールド:パフォーマンスによる北米先住民カスカの民族誌 飯塚宜子
1 子どもたちと文化人類学
2 カナダ先住民の「フィールド」を教室で創る方法
3 ワークショップ「動物と話す方法」
4 学びの分析
5 まとめ
column 6 SFLの学習評価は可能か?
おわりに