第1部 授業をつくる教師
1章 学校文化への適応とコミュニケーション
1.子どもが学校文化に適応するとはどういうことを意味するのか
2.学級や授業の雰囲気はどのようにとらえられるのか
3.教師と子どものコミュニケーションは雰囲気とどのように関わっているのか
2章 教師と子どもとの関わりから考える教師の授業マネージメント
1.学校現場を取り巻く状況はどうなっているのだろうか
2.教師の授業内の発話と教師のマネージメントには関連があるか
3.教師の授業マネージメントはどう授業運営に影響を及ぼしているのだろうか
4.新しい時代の授業において教師に求められるものは
3章 非言語的行動から見えてくる授業の姿
1.教師と児童生徒間のコミュニケーションはどのようにとらえられるのか
2.非言語的行動は授業の中でどのように示されるのか
3.非言語的行動は授業の中でどのような機能をもつのか
4.非言語的行動を手がかりに「授業をつくる」には
4章 学習成果を高める効果的な介入としてのフィードバック
1.学習の状況,成果,見通しを示すことで学習成果は高まるのだろうか
2.どのようなフィードバックが学習成果を高めるのだろうか
3.効果的なフィードバックはなぜ学習を促進するのだろうか
4.効果的と考えられるフィードバックはすべての教室で実現可能なのだろうか
5章 子ども同士の学び合いを生み出す授業
1.人と対話すると,なぜ思考が深まるのか
2.授業のどの場合に学び合いを取り入れればよいか
3.どうしたら質の高い学び合いを成立させられるのか
6章 授業外学習の指導
1.なぜ授業外学習が重要なのか
2.学習習慣を確立させるには
3.効果的な予習を実現するには
4.効果的な復習を実現するには
5.授業外学習指導の注意点とは
第2部 子どもを支える教師
7章 チームで取り組む教育相談
1.教育相談は,いつ,誰が行うのか
2.どのような支援が求められているのか
3.チームで支援するために何が必要か
8章 いじめ問題への理解と対応
1.どこからが「いじめ」か
2.「いじめ」はどのように進行するのか
3.「いじめ」の防止のために何ができるか
9章 子どもの無気力感の仕組みと援助
1.わが国における子どもの無気力感はどんな状況なのか
2.子どもはどのように無気力になるのか
3.教師として子どもの無気力感にどう向き合うか
10章 学級づくりにおける教師の指導行動
1.学級づくりはなぜ難しいのか
2.どのような指導行動が効果的なのか
3.学級の文脈がどのように効果的な指導行動を決めるのか
4.同級生への関係性欲求はどのように指導行動や学級づくりに関わるのか
11章 集団社会的スキル訓練における個と集団の相互作用
1.社会的スキル訓練とは何か
2.個と集団の相互作用に関する理論(考え方)とはどのようなものか
3.集団SSTにおいて個と集団の相互作用はどのように取り上げられているか
4.個と集団の相互作用をふまえた支援によって何が得られるのか
12章 特別な教育的ニーズのある子どもへの支援
1.「根拠に基づく教育実践」のために心理学ができることは
2.支援に必要な理論的枠組みとは
3.今後の課題は
第3部 成長する教師
13章 生涯にわたる教師の成長と発達
1.「学び続ける教師」が求められるのはなぜか
2.教師の成長・発達過程をいかにとらえるか
3.教師の成長・発達の転機をいかに見える化するか
4.教師として学び続けるための鍵は何か
14章 自律性支援から見た教師の成長
1.指導において何が求められているか
2.いかにして子どもの意欲を支えるか
3.自律性支援の点から教師の成長をどのようにとらえられるか
4.子どもの意欲を促す教師になるためには何が大事か
15章 授業内コミュニケーションの変化と教師の学び
1.なぜ,授業改善なのか
2.コミュニケーションが変わるとどのように学びの質は変わるか
3.どのような教師の学びがコミュニケーションの変化につながるのか
4.いかに教師の学びを支えるか
16章 教師の成長を支える校内研修
1.教師はどこでどのように学び成長していくのか
2.校内研修の中で教師は具体的にどのように成長していくのか
17章 教職と研究
1.望ましい研究とは
2.研究を遂行する際にはどのような姿勢でのぞむ必要があるか
3.研究法について学ぶ際にはどのような姿勢でのぞむ必要があるか
18章 教師の実践知
1.実践知とは
2.教師の実践知はどこにどのように表れるか
3.教師はどのようにして実践知を高めていくのか