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正義は時代や社会で違うのか

相対主義と絶対主義の検討

著:長友 敬一

紙版

内容紹介

正義には、共通し、揺るがない「核」があるのだろうか? 古代のプラトンから現代のロールズまで、正義論の歴史を辿り、絶対主義と相対主義の長い相克の先に浮かぶ、「人類共通の価値はあるか」という真の問いへと迫る。

●著者紹介
長友敬一(ながとも・けいいち)
 1960年 宮崎県に生まれる。
 1994年 九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
 現 在 熊本学園大学教授。
 著 書 『現代の倫理的問題』(ナカニシヤ出版,2010年),『情報とメディアの倫理』〔共著〕(ナカニシヤ出版,2008年),『はじめて学ぶ社会学』〔共著〕(ミネルヴァ書房,2007年),『はじめて学ぶ西洋思想』〔共著〕(ミネルヴァ書房,2005年),他。

目次

 はじめに

第1章 「相対主義」と「絶対主義」

第2章 古代ギリシアの相対主義と絶対主義
     ――ソフィストとソクラテス

第3章 古代ギリシアの絶対主義(1)
     ――プラトン

第4章 古代ギリシアの絶対主義(2)
     ――アリストテレス

第5章 古代ローマとキリスト教世界

第6章 絶対的真理としての科学

第7章 人間の自然状態と国家の成立(1)
     ――グロティウス、ホッブズ

第8章 人間の自然状態と国家の成立(2)
     ――ロック、ルソー

第9章 義務論
     ――カント

第10章 功利主義
     ――ベンサム、ミル

第11章 現代の正義論

第12章 相対主義の復権

第13章 相対主義への反論

第14章 相対主義の擁護と新たな絶対主義


 註

 文献一覧

 あとがき 

 事項索引 
   
 人名索引

著者略歴

著:長友 敬一
九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、熊本学園大学准教授(担当/倫理学)。著書『現代の倫理的問題』(ナカニシヤ出版,2010年),『情報とメディアの倫理』〔共著〕(ナカニシヤ出版,2008年),『はじめて学ぶ社会学』〔共著〕(ミネルヴァ書房,2007年),『はじめて学ぶ西洋思想』〔共著〕(ミネルヴァ書房,2005年),他。

ISBN:9784779514371
出版社:ナカニシヤ出版
判型:4-6
ページ数:292ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2020年04月
発売日:2020年04月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX