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鷲使い(イーグルハンター)の民族誌

モンゴル西部カザフ騎馬鷹狩文化の民族鳥類学

著:相馬 拓也

紙版

内容紹介

モンゴル西部のカザフ人たちが1300年継承してきた騎馬鷹狩文化。鷲使いたちとの400日間に及ぶフィールドワークから実態を解明。

目次

序章 ヒトと猛禽の交渉譜――鷹狩研究が民族鳥類学に果たす役割

第1章 イヌワシとの出会いと別れ――イヌワシの捕獲術と産地返還の掟

第2章 イヌワシを馴らす――イヌワシ馴致をめぐる知と技法

弟3章 イヌワシを駆る――騎馬鷹狩民族の実践と技法

第4章 イヌワシを飾り、魅せる――鷹具と鷹匠装束の民族鳥類学

第5章 イヌワシを受け継ぐ――騎馬鷹狩の伝統と文化変容

終章 イヌワシと鷲使いの環境共生観――カザフ騎馬鷹狩文化の脆弱性とレジリエンス

付録 鷲使い用語集

著者略歴

著:相馬 拓也
早稲田大学高等研究所(WIAS)助教。ロンドン大学 東洋アフリカ研究学院 (SOAS)修士課程修了、早稲田大学 大学院文学研究科博士後期課程 満期退学。カッセル大学エコロジー農学部Watercope Project客員研究員を経て現職。博士(農学)。モンゴル西部バヤン・ウルギー県,ホブド県で長期フィールドワークに従事。モンゴル西部アルタイ山脈、中央アジア、ネパールの牧畜社会・農山村を中心とした人文地理学、生態人類学、動物行動学、ヒトと動物の関係誌(HAI)などを専門とする。

ISBN:9784779512568
出版社:ナカニシヤ出版
判型:A5
ページ数:244ページ
定価:5500円(本体)
発行年月日:2018年02月
発売日:2018年03月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SV