第1章 慢性疾患患者の心理・社会的側面に注目する意義
1. 1 慢性疾患の定義とその歴史的変遷
1. 1. 1 慢性疾患の定義
1. 1. 2 慢性疾患の歴史的変遷
1. 2 慢性疾患をめぐる研究の動向
1. 2. 1 医療社会学
1. 2. 2 医療人類学
1. 2. 3 看護学
1. 2. 4 心理学
1. 3 本研究の課題―「喪失」と「生涯発達」
1. 3. 1 喪 失
1. 3. 2 生涯発達―特にキャリー・オーバーと成育医療
1. 4 本研究で対象とする発達期
1. 4. 1 子どもと高齢者の「はざま」としての思春期・青年期から中年期
1. 4. 2 思春期・青年期から中年期を対象とする意義
1. 5 本研究で対象とする慢性疾患
1. 5. 1 慢性腎臓疾患の定義
1. 5. 2 慢性腎臓疾患の推移と治療法
第2章 慢性疾患におけるモーニング・ワークと心理・社会的影響
2. 1 対象喪失とモーニング・ワーク
2. 1. 1 「失う」という経験と心の作業
2. 1. 2 「身体的自己の喪失」としての慢性疾患
2. 2 モーニング・ワーク研究の歴史的経緯
2. 2. 1 段階モデルの登場
2. 2. 2 障害・慢性疾患領域におけるモーニング・ワーク研究
2. 2. 3 モーニング・ワークの2つのモデルの並存
2. 2. 4 「受容」と「喪失」
2. 3 モーニング・ワークにかかわる諸条件
2. 3. 1 モーニング・ワークを可能とする/困難とする条件
2. 3. 2 モーニング・ワークの様相の発達的相違
2. 4 慢性疾患の与える心理・社会的影響―アイデンティティ発達を中心に
2. 4. 1 アイデンティティ発達過程への影響
2. 4. 2 アイデンティティの社会的側面における影響
2. 5 本研究の目的
第3章 モーニング・ワークの2つのモデル―段階モデル・慢性的悲哀(chronic sorrow)への適合性についての検討―
3. 1 2つのモデルを検討する必要性と意義
3. 2 方 法
3. 2. 1 調査時期と対象者
3. 2. 2 面接の手続きと内容
3. 2. 3 結果の整理と分析
3. 3 結 果
3. 3. 1 モーニング・ワークのプロセスの各段階の特徴
3. 3. 2 モーニング・ワークのプロセスの各段階の出現様式
3. 4 考 察
第4章 思春期・青年期から成人前期についての検討
4. 1 思春期・青年期から成人期における慢性疾患
4. 2 方 法
4. 2. 1 調査時期と対象者
4. 2. 2 面接手続きと内容
4. 2. 3 結果の整理と分析
4. 3 結 果
4. 3. 1 事例の群分けおよび各群の特徴
4. 3. 2 第3章と比較したモーニング・ワークの特徴
4. 3. 3 段階モデルおよび慢性的悲哀モデルへの適合性
4. 4 考 察
第5章 成人前期から中年期についての検討
5. 1 成人前期から中年期における慢性疾患
5. 2 方 法
5. 2. 1 調査時期と対象者
5. 2. 2 面接の手続きと内容
5. 2. 3 結果の整理と分析
5. 3 結 果
5. 3. 1 各事例の概要とモーニング・ワークのプロセス
5. 3. 2 モーニング・ワークの特徴による事例の群分け
5. 4 考 察
第6章 総合考察
6. 1 モーニング・ワークのモデルの検討を通して
6. 1. 1 2つのモデルと適合性
6. 1. 2 慢性疾患患者のモーニング・ワークの独自性
6. 2 モーニング・ワークの発達的観点からの考察
6. 2. 1 「否認」の様相に関する発達的変化
6. 2. 2 モーニング・ワークにおける時間的要因
6. 2. 3 葛藤の深刻さとモーニング・ワークの関連
6. 2. 4 PhaseⅡの語りにみられた質的な違い
6. 2. 5 モーニング・ワークの発達的な相違
6. 3 慢性疾患に付随する曖昧さをめぐる考察
6. 3. 1 病気そのものの曖昧さ
6. 3. 2 曖昧さの社会的側面
6. 3. 3 曖昧さの両義性
6. 3. 4 曖昧さへの社会・文化的寛容さ
6. 4 今後の課題
6. 4. 1 長期的・縦断的検討と質的研究の必要性
6. 4. 2 「他者」との関係に焦点づけた研究
6. 4. 3 今後の検討において留意すべき事柄