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これから心理学を学ぶ人のための研究法と統計法

著:西村 純一
著:井上 俊哉

紙版

内容紹介

心理学初学者にとって,それなくしては先には進めない土台である研究法と統計法を徹底的に学ぶ。心理学の神髄はその先に現れる。

目次

第Ⅰ部 研 究 法
1 研究法の基礎
1.1.研究設問と仮説
1.2.科学的研究の要件
1.3.研究倫理
1.4.科学的研究のステップ
2 データと統計処理
2.1.データとは何か
2.2.尺度の種類と統計処理
2.3.測定の信頼性
2.4.測定の妥当性
3 実 験 法
3.1.実験法とは何か
3.2.実験法の要件
3.3.実験法の基本的プロセス
3.4.事前テスト-事後テスト法
3.5. 2要因実験と交互作用
3.6.単一事例実験
4 観 察 法
4.1.観察法とは何か
4.2.自然観察法
4.3.実験的観察法
4.4.参加観察法
4.5.観察手法の種類
5 面 接 法
5.1.面接法とは何か
5.2.面接法の種類
5.3.調査的面接法の基本的プロセス
5.4.グループ・インタビュー
6 質問紙法
6.1.質問紙法とは何か
6.2.質問紙法の種類
6.3.質問文と回答形式の種類
6.4.質問項目の作成に当たっての留意点
6.5.調査票の作成にあたっての留意点
6.6.調査対象者のサンプリング
6.7.調査データの分析のステップ
7 事例研究法
7.1.事例研究法とは何か
7.2.事例研究の要件
7.3.人称による事例の分類
7.4.事例研究の有効性
7.5.事例研究における一般化
第Ⅱ部  統 計 法
8 変数とデータ
8.1.データにもとづくことの意義
8.2.変 数
8.3.データ
8.4.変数の種類
9 分  布
9.1.質的変数の度数分布
9.2.量的変数の度数分布
10 基本統計量とその利用
10.1.分布の位置を示す値(代表値)
10.2.分布の広がりを示す値(散布度)
10.3.分布の歪み(歪度)と尖り(尖度)
10.4.標準化
11 2つの変数の関係
11.1.変数どうしの関係
11.2.量的変数どうしの関係(相関)
11.3.質的変数どうしの関係(連関)
12 検定の基礎
12.1.母集団と標本という考え方
12.2.標本分布
12.3.検定について(2項分布を利用した検定を例として)
12.4.平均値の検定
13 平均値差の検定
13.1.t 検定
13.2.分散分析
14 そのほかの検定
14.1.相関係数の検定  
14.2.カイ2乗検定
14.3.ノンパラメトリック検定
15 因子分析
15.1.変数間の相関の理由
15.2.因子分析における「因子」について
15.3.因子分析の手順
15.4.尺度作成の流れ(因子分析の前と後)
15.5.探索的因子分析と確認的因子分析  

column 目次
1 心理学研究・Japanese Psychological Research 投稿論文倫理チェックリスト  
2 妥当性の高い検査による判定の誤り 
3 心理療法の効果はプラシボ効果によるものである?
4 参与観察によって認知発達を研究する
5 KJ 法とは何か
6 横断的調査と縦断的調査
7 グラウンデッド・セオリー・アプローチとは何か
8 母集団と標本
9 確率分布 
10 シグマ記号
11 不偏分散 
12 偏差値とパーセンタイル順位
13 統計ソフトウェアの利用
14 両側検定と片側検定  
15 効果量  

著者略歴

著:西村 純一
東京家政大学教授。医学博士(群馬大学)。主著に『成人発達の心理学』(単著、酒井書店、1994年)、『教育心理学エッセンシャルズ』(共編、ナカニシヤ出版、2010年)など。
著:井上 俊哉
東京家政大学人文学部教授東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学(1991年)

ISBN:9784779509988
出版社:ナカニシヤ出版
判型:B5
ページ数:200ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2016年01月
発売日:2016年01月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JM