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つながるビルマ、つなげるビルマ

上製

──光と影と幻と

著:根本 敬

紙版

内容紹介

2021年2月の国軍によるクーデター以降、多くの市民に甚大な被害が出ているビルマ(ミャンマー)。国軍と闘い続ける市民による新しい民主的ビルマは実現するのか。ビルマ近現代史研究者として40年以上この国を見つめ関わってきた著者が、素朴で豊かな人々の日常や文化を心温まるエッセイで描きながら(第Ⅰ部)、現在に至るまでビルマが抱え続けている負の歴史と現実を伝え、日本をはじめとする国際社会の役割を問う(第Ⅱ部)。

目次

第Ⅰ部 ヤンゴン大学教員寮にて
第Ⅱ部 ビルマの民主化とわたしたち
・アウンサンスーチーの生き方
・ビルマ 民主化への道のり
・ビルマ民主化の行方
・熾烈な持久戦が続くミャンマー
・危機のなかのミャンマー
・クーデター後のミャンマー
・「絶望」的状況の中の「希望」
・ミャンマーと香港の民主化運動
・隣人としての在日ビルマ難民
エピローグ……学生・市民へのメッセージ

著者略歴

著:根本 敬
1957年生まれ。上智大学総合グローバル学部教授。専門はビルマ近現代史。国際基督教大学卒業、同大学院博士前期課程修了(文学修士)。東京外国語大学教授を経て2007年より現職。
主著:『抵抗と協力のはざま――近代ビルマ史のなかのイギリスと日本』『アウン・サン――封印された独立ビルマの夢』『アウンサンスーチーのビルマ』(岩波書店)、『物語 ビルマの歴史』(中公新書)、『ビルマ独立への道――バモオ博士とアウンサン将軍』(彩流社)など。共編著多数。

ISBN:9784779128776
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:220ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB