ユダヤの記憶と伝統
編:広瀬 佳司
編:伊達 雅彦
紙版
内容紹介
集合的な記憶によって形成される
「ユダヤ人」としてのアイデンディティー
アメリカという異境で執筆をしたユダヤ系作家は、
どのように民族の記憶、歴史をとらえ、
継承しようとしているのか。
文学作品や映画に描かれたユダヤ人の姿から探る。
目次
1章 二人のノーベル賞作家が記憶するもの
広瀬佳司
2章 ラビ・スモール・シリーズにおける記憶と伝統
佐川和茂
3章 マラマッドの『もうひとつの生活』と『助手』
鈴木久博
4章 『ベラローザ・コネクション』における記憶と伝統
アンドリュー・M・ゴードン(向井純子 訳)
5章 伝統と記憶を担う身体
井上亜紗
6章 過去の出来事への判断と継承
秋田万里子
7章 マイケル・シェイボンに見るユダヤの記憶と伝統
坂野明子
8章 手紙が継承する悲劇の記憶
山本玲奈
9章 伝統を編む
風早由佳
10章 ハロルド・ピンターの政治劇における
ユダヤ性、記憶、声の剥奪
奥畑豊
11章 記憶の継承と揺らぎ
中村善雄
12章 潜在するユダヤ、顕在するユダヤ
伊達雅彦
ISBN:9784779125744
。出版社:彩流社
。判型:4-6
。ページ数:319ページ
。定価:3000円(本体)
。発行年月日:2019年04月
。発売日:2019年04月16日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。