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18歳からの歴史学入門

編:福岡大学人文学部歴史学科

紙版

内容紹介

教科書に書いてあることは、
果たしてそれで終わりだろうか?

歴史に触れ始め、興味を持った人びとに
歴史の面白さをより深く知ってほしい。そんな思いから、
現役の大学の先生たちが、歴史の面白さに迫るべく
本書を作り上げました。

本書で扱うのは、いずれもよく知られた歴史的な出来事です。
しかし、あるときはドローンで俯瞰するように、
あるときは地中を掘り進むドリルのように、
新しい光を当てていきます。

歴史学は、単に過去を学ぶことではありません。
現在を生きている私たちと密接に繫がっている
とても生き生きとした学問です。
時代の手触りを感じ、教科書に書いてある常識を見つめなおし、
国境をこえて学ぶ。

さあ、「歴史学」の世界へようこそ!

目次

はじめに

<第一部>時代の手触りを感じる

1「御成敗式目とその時代」西谷正浩

2「「遣隋使の考古学―遣隋使の開始年と
その実態を見直す―」桃崎祐輔

3「後宇多上皇―日本歴史を牽引した
キーパーソン―」 森茂暁

4「コレラとイギリス社会」松塚俊三

コラム1「考古学の調査と住民参画」太田智

<第二部> 教科書の常識を見つめなおす

5「弥生時代に文字は使われたか」武末純一

6「宋代中国「文治主義」の実態」山根直生
 
7「災難の後に――ペストが流行れば金貸しが儲かる?」
 渡邉裕一

8「西南雄藩の台頭と近代兵器の導入」梶原良則

コラム2「媽祖神と「生きた信仰」」

コラム3「アウクスブルクの平和祭
―宗教戦争の記憶と宗教平和の祈り―」

<第三部> 教科書の国境をこえて

9「昭和戦前期における〈海を渡っての進学〉
―日本列島で完結しない日本の歴史―」福嶋寛之

10「アヘン戦争の本質と中国・イギリス関係」則松彰文

11「アメリカ独立革命と国際社会」森丈夫

あとがき

著者略歴

編:福岡大学人文学部歴史学科
1987年発足。考古学、日本史、東洋史、西洋史の
4専修からなる専門学科を持つ。
歴史の宝庫である九州地域に根ざしつつ、
アジア世界、ヨーロッパ世界を見据える、
国際的視野をもった専門人の養成を目指している。

ISBN:9784779125546
出版社:彩流社
判型:A5
ページ数:256ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB