進駐軍がいた頃
東京新聞記者として
著:長谷川 卓也
編:GHQクラブ編集部
紙版
内容紹介
戦後入社第一号記者が語る占領期の実相!
焼け跡の敗戦国・日本のあちこちに進駐軍がやってきた。
世はまさに、マッカーサーのGHQによる占領時代だった。
新聞記者たちはGHQの逆鱗に触れながら、
どうふるまったか?
復興のさまざまなエネルギーの溢れる東京の
社会を走り回った記者の実体験。
目次
まえがき
1 行列買いの旧・東京新聞
4ページ夕刊紙に人気
社長室は〝土足厳禁〟
業界トップの給与
新聞代無料を目ざす
初の理工科系出身記者
名物芸能記者2人のこと
たった25年での死
癩病院で一夜
拳銃取引にかかわる
いきなり下山・三鷹事件
サツ回り悲歌
女探偵の娘が議員の母
2 GHQの逆鱗にふれて
白昼堂々の麻薬取引
米大統領も絞首刑に?
ゾルゲ事件の調書で聴取
A級7戦犯処刑の朝
払税者(タックスペイヤー)をMPが尊敬
GHQのV・DやB&W対策
本当の本邦初のキス映画
3 進駐軍文化ひろがる
洋モクが〝日の丸〟
進駐軍の命により……
中国要人が予見したこと
中国大陸帰りの怪人物
秘聞1949年秋
新築大邸宅の蔵の中
地下鉄はフリーパス男
美男記者ひっかかる
有名人シロクロを見る
戦後初の国際文化団体とは
4 家庭面も芸能面も
社会面整理部で苦楽両面
念願の文化部へ行ってみたら
婦人家庭面の面白さ
投稿コラム「あけくれ」創設
デスクと映画評をかけもち
米空母艦上で試写会
荷風映画のモデル
付・「世相猟奇と猥色文化の年表」