根源への旅
神話・芸術・風土
著:立野 正裕
紙版
内容紹介
《聖なるもの》を博捜して、
「風土」の、そして「身体」の根源へ。
ソクラテス的ロゴス、
ホメロス的人生、
ディオニュソスの到来
……いわゆるギリシア的生の豊饒さの淵源を探し求め、
起源の「詩」、
ヴィジョンを創出する詩人、
教育者としての詩人、
楽人オルペウスの登場を渇望し、
音楽とそこに宿る「エートス」を見いだす。
そして原初的な「生命」、
歓喜と絶望の逆説、
「人間」の原像、
身体表現者(田中泯、長峰ヤス子、アンナ・ハルプリン等)
の「足」がもつ意味を探り、
踏まれる肉体、
「四股」の意義、
米と麦の文化的差異までも剔抉する。
そしてさらに
「カリスマ」誕生、
生の跳躍を生む風土の根源へと
思索の旅はたどり着くのであった。
目次
【第1部】根源の人間
第1章 二つのワーグナー批判
第2章 アポロンの竪琴とパーンの葦笛
第3章 賢者シレノスの教え
第4章 ソクラテスの死をめぐって
第5章 英雄とその時代
第6章 ディオニュソス的人間
第7章 根源の人間を求めて
【第2部】豊饒の女神
第1章 罌粟の女神を捜して
第2章 吟遊詩人ホメロスを捜して
第3章 詩の女神を捜して
第4章 すり足の文化史
第5章 太陽の踊り・月の踊り
第6章 跳躍する身体
ISBN:9784779124853
。出版社:彩流社
。判型:4-6
。ページ数:400ページ
。定価:3000円(本体)
。発行年月日:2018年06月
。発売日:2018年06月05日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。