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韓国で起きたこと、日本で起きるかもしれないこと

日本人が目撃した韓国市民革命

著:高木 望

紙版

内容紹介

2017年、市民の抗議行動は朴槿惠大統領を
退陣に追い込んだ。
昨年10月からソウルで始まったキャンドル集会は、
中高生や露天商なども大勢まきこみ、
繰り返し100万人を超える人々が集った。

韓国の人々は何を思い、何に怒り、路上に集ったのか。
軍事政権を何度も経験した韓国現代史における
今回のキャンドル集会は、どのような意味があるのか。

トランプ政権誕生のアメリカや安倍政権の日本は、
この体験から何を学び、何を克服できるのか。

今年3月までの集会の多くに参加したソウル在住の
日本人が、日本では十分に報道されなかった
一連のできごとの134日間の具体的な様相に迫り、
歴史的意義を伝える。

緊急出版!

目次

内容(抜粋)

プロローグ…革命の発端

第1部――143日間のキャンドル日誌

第1章 キャンドルを手に街へ!

・第1回集会:
参加人員=3万名(10月29日)

非暴力、平和で幕を開けたキャンドル集会の開始
第1次対国民談話

・第2回集会:
参加人員=ソウル20万名・各地10万名(11月5日)

小学生の解答用紙
地方と中高生に広がるキャンドルの波

・第3回集会:
参加人員=ソウル100万名・各地10万名(11月12日)

朴槿恵政権退陣行動の発足
飛行機で バスで光化門へ

・第4回集会:
参加人員=ソウル60万名・各地35万名(11月19日)

大統領 検察調査拒否
カウンター集会
大同下野地図

第2章 朴槿恵を弾劾する!

・第5回集会:
参加人員=ソウル150万名・各地40万名(11月26日)

みぞれの中の行進
感動を呼び起こした消灯パフォーマンス

・第6回集会:
参加人員=ソウル160万名・各地70万名(12月3日)

セヌリ党 解体!
パク・クネドットコムの登場と弾劾訴追案の可決

・第7回集会:
参加人員ソウル80万名・各地24万名(12月10日)

組合員も市民であり、国民です
ボランティアの献身

第3章 朴槿恵のいない新年を迎えるために

・第8回集会:
参加人員=ソウル65万名・各地12万名(12月17日)

弾劾訴追案の内容
国会聴聞会のうっ憤
子どもたちの手を引いて

・第9回集会:
参加人員=ソウル60万人・各地10万2500名
(12月24日)

「君舟民水」
下野クリスマス
鳥インフルエンザの直撃

・第10回集会:
参加人員=ソウル90万名・各地10万名(12月31日)

<退陣行動>の活動
自由発言台の人々
特別検察 活動開始!

第4章 弾劾審判 朴槿恵罷免!

第2部――キャンドル革命・人びとの証言

エピローグ――韓国現代史における位置づけと世界、そして日本

著者略歴

著:高木 望
1953年生まれ。著述業。現在ソウル在住。

ISBN:9784779123450
出版社:彩流社
判型:4-6
ページ数:163ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB