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彩流社ブックレット

誤報じゃないのになぜ取り消したの?

原発「吉田調書」報道をめぐる朝日新聞の矛盾

編著:原発「吉田調書」報道を考える読者の会と仲間たち

紙版

内容紹介

朝日新聞が伝えた原発「吉田調書報道」(2014年5月20日)は、
東電や政府が決して公表しようとしなかった情報を
白日の下にさらし、今後の原発再稼働に一石を投じる、
重要な報道であった。
それを経営陣が取り消した行為は、
市民の知る権利の剥奪にもつながる、ジャーナリズムの危機であった。

この問題を憂慮し続けてきた読者の会が、
問題の本質を座談会やマンガでわかりやすく解説し、
メディアの役割と責任をともに考える。

目次

構成
Ⅰ 座談会:朝日通が語る原発「吉田調書」問題の本質
Ⅱ Q&A:原発「吉田調書」報道の"記事取り消し"
   の問題点
Ⅲ マンガ
 ①朝日新聞「吉田調書」報道は誤報ではない!
 ②津波対策の緊急性を東電取締役らは知っていた!
Ⅳ「社報」から読み解く朝日新聞社の内情
Ⅴ 私たちは公開質問状で「何を」問おうとしていたのか?

著者略歴

編著:原発「吉田調書」報道を考える読者の会と仲間たち
朝日新聞社が下した原発「吉田調書」報道記事の取り消しの
対応の仕方に違和感を感じた読者が、
勉強会を重ね朝日新聞社の問題点をあぶり出し、
経営陣およびPRCに質問書を提出しました。
しかし、その後、真摯な回答を得られないため、
その事も含めて現経営陣に対して
記事取り消しの経緯説明を求めるとともに、
原発「吉田調書」報道記事の“取り消しを取り消させる”運動を
しています。
原発「吉田調書」報道を考える読者の会は、
朝日新聞社に正しい報道を要求するとともに、
この間の安倍政権に象徴される報道に対する権力の介入に
屈しないジャーナリズムの本来の姿を求め続けてまいります。

ISBN:9784779122026
出版社:彩流社
判型:A5
ページ数:95ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2016年04月
発売日:2016年04月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP2