改革をめざすピューリタンたち
ニューイングランドにおけるピューリタニズムと公的生活の変貌
著:デイヴィッド・D・ホール
訳:大西 直樹
紙版
内容紹介
ピューリタニズムの実像を浮かび上がらせ、アメリカ民主主義の根源をさぐる!
アメリカ合衆国の源泉であるピューリタニズム理解は、これまで厳格で
抑圧的な暗いイメージが支配していた。本書は、タウンレコード、教会史、
裁判記録、などの膨大な一次資料から、まったく異なった初期アメリカ
のピューリタニズムの実像を浮かび上がらせる。それは、イギリス本国
のピューリタン革命の改革をはるかに凌駕した教会組織、法制度、税制
にかかわる大胆な変革であった。参加、公正性、平等が強く意識された
この社会変革の姿を通して、アメリカ民主主義の根源をさぐる!
※詳細な原注、索引付!!
目次
日本の読者のために
第一章 「専制制か」あるいは「民主的か」ー植民地政府の生成
第二章 土地、税、そして参加ータウン政府の生成
第三章 神聖なる統治ー聖徒の権力化
第四章 公正な社会ー倫理、法、そして権威
第五章 マサチューセッツ、ケンブリッジにおける教会とコミュニティー