19世紀イギリス外交と東アジア
著:小林 隆夫
紙版
内容紹介
日清開戦時におけるイギリス東アジア政策の限界・矛盾・問題点とは―
1860年代から日清戦争に至るまでのイギリス東アジア政策とは
どのようなものだったのか。東アジアの伝統的地域秩序(朝貢、冊封)
と西欧的近代化推進の間で行われたイギリス外交の様相を追う。
「日清戦争が、朝鮮における宗主権を主張する中国と、近代西洋
国際秩序に則り朝鮮の独立を主張する日本との抗争にその主要な
原因を持ち、中国を頂点とする東アジア伝統的地域秩序に終止符
を打った画期的事件であることは言うまでもない。その際、十九世紀
東アジア、特に中国において西洋諸国中最大の権益を有した
イギリスがどのような宗主権理解をもとに対応し、また、その政策
が日清開戦に至る過程においてどのような作用を及ぼしたのか
について、東南アジアをも含む広義のイギリス東アジア政策全般
を通して考察していく」(「序論」)。
ISBN:9784779117824
。出版社:彩流社
。判型:A5
。ページ数:358ページ
。定価:3500円(本体)
。発行年月日:2012年06月
。発売日:2012年06月01日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS。