奴隷制時代から現代まで、人と人の繋がり・絆の変遷の諸相を通して見えてくるもの!?
奴隷制時代の別離や再会という事態に対処しようとした人と人とのつながり(第1章)、
南北戦争後の南部都市で新たな生活を築く人々がコミュニティの人間関係を育む姿
(第2章)、南部出身の「黒人」が多く移住したシカゴでは、一人の実業家のまわりに
様々な人々の輪が幾重にも出来(第3章)、長距離列車のポーターたちは、屈辱的
職場経験を受け入れつつ、それをはね除けるべく連帯を形成し(第4章)、ガーナの
独立からンクルマの政権転覆に至るプロセスにアフリカ系アメリカ人亡命者たちが
見え隠れし(第5章)、ジェイムズ・コーンの神学のように太平洋を越えて川崎市に
おける市民運動とも関わりをもち、さらにアフリカへと心を通わせる人のつながり
を誘う実態(第6章)。そして、21世紀の今日、ニューヨークではさらに多様性を
抱えながら変化している姿を描き(第7章)、様々に変化する絆とコミュニティの
来し方と未来。