著:リリー・ショックニー
アメリカのジョンズ・ホプキンス・エイボン基金乳がんセンター(ブレストセンター)所長。ジョンズ・ホプキンス大学外科学・産科学准教授、看護学科准教授。聖ジョゼフ大学の健康管理学士、ジョンズ・ホプキンス大学の管理学修士を持つ正看護師。とくにがん患者の臨床看護に携わる。
1992 年(38 歳)で乳がんになり、以降、ブレストセンターでのボランティアに携わる。看護の質を維持するプログラム、患者教育プログラム、サバイバー・ボランティア・チームなどに深く関わり、NPO「乳がんになった娘を支える母親の会」の共同設立者・副会長。活発な活動・研究で数々の賞を受賞、現在はジョンズ・ホプキンス大学医学部の外科教室において指導者として優れた才能を発揮している。
主著(近著):Bresst Cancer Survivorship Care :A resource for nurses,Breast Cancer Nurse Navigator(Jones and Bartlett Publishers,2009).
著:ゲイリー・シャピロ
ジョンズ・ホプキンス大学ベイビューメディカルセンター腫瘍学部門長。ジョンズ・ホプキンス大学老年腫瘍学医療責任者。ジョンズ・ホプキンス大学エイボン・ブレストセンター乳がんプログラム委員。ミシガン大学卒業後、ジョージワシントン大学医学部卒。シカゴのノースウェスタン大学病院で内科学および血液学のフェローシップを終了、ミネソタ大学のB.J.ケネディ腫瘍内科学フェローシップを終了。シカゴ大学およびエルサレムヘブライ大学で医療倫理学も修めた。特に医療倫理および老年腫瘍学治療の臨床に興味を持っている。
編訳:青木 美保
高知女子大学看護学科卒。大学病院の看護師、企業の保健師、衛生管理者として勤務。2005 年(41 歳)のとき乳がんになり、現在もホルモン療法中。乳がんの女性のための団体「We Can Fight」(ウィメンズ・キャンサー・ファイター・サポート)主宰。最善の病院や医療者といかに出会い、必要な情報をいかに選択するかなど、患者さん自らが積極的に参加する医療を目指して、活動中。2007 年ジョンズ・ホプキンス・エイボン基金・ブレストセンターを視察し、所長のリリー・ショックニー氏とその著作に出会い、2008 年『生きるための乳がん』(三一書房)を編訳。現在、遺伝カウンセラーをめざし、お茶の水女子大学大学院に在籍中。