目 次
はじめに
風刺画のキャラクターについて
1. 「力の政治(Power Politics)」の時代
<絵1>おれの刀が1つだけに見えるのか!
<絵2><絵3>私が後にいるから心配するな
<絵4>火中の栗を僕が拾う?―列強に弄ばれている日本
<絵5><絵6>英米の日本支援
<絵7>猿と熊の休憩時間
<絵8><絵9>列強の関心は?
<絵10>英国と同盟するか?ロシアと提携するか?
<絵11>~<絵13>日英同盟の利害関係
<絵14><絵15>露仏同盟と日英同盟
<絵16>日英同盟に対抗する露仏同盟拡大の企み
<絵17>~<絵19>日露戦争は日英同盟と露仏同盟の対立?
<絵20>しっかり捕まえて、アンクル・サム!
2. 戦争の原因―韓国と満州問題
<絵1>韓国の最後の絶叫―局外中立宣言
<絵2>日本の韓国への野望とロシアの韓国「保護」 ?
<絵3><絵4>韓国に対する日露の野望
<絵5><絵6>ロシアは韓国と満州をどちらも譲れない?
<絵7>~<絵9>日露戦争と韓国
<絵10>りんごに手をつけず、木からそのまま降りてこい!
<絵11><絵12>満韓問題の起源―三国干渉とロシアの旅順、大連占領
<絵13>~<絵15>韓国と満州
<絵16><絵17>日露の威嚇に無力な清
<絵18>清の中立
<絵19><絵20>ロシアの満州に対する野望
<絵21>「清の領土と主権尊重を!」一歩遅れて東アジアに飛び込んだ米国の理想主義外交の一声
<絵22><絵23>米国の門戸開放政策と日露戦争での「中立」標榜の意味
<絵24><絵25>満州の門戸は開いている?
<絵26>ロシアの鴨緑江利権(Yalu Concession)
<絵27>どこにいつまでそんなに粘れるのか?
<絵28>開戦外交の決裂
<絵29>今日も私に来た手紙はないの?
<絵30>「韓国は私に譲ってくれなきゃ」
「とんでもない、そんなわけにはいきません」
<絵31>~<絵34>ロシアの回答を待ちながら
3. 黄禍と白禍
<絵1><絵2>白人と黄色人
<絵3>~<絵5>勝利に輝く小さな戦争(a splendid little war)
<絵6>ヨーロッパ文明を重ねてこそ……
<絵7>~<絵11>日本の勝利と日露の互いのイメージの変化
<絵12>太陽の前の露
<絵13><絵14>日本の少年兵、ロシア熊を猿のように調教……
<絵15>大日本の相撲取り
<絵16><絵17>黄禍と白禍の対立?
4. 開戦と戦況
<絵1>日露の外交関係の断絶―今や噴火は時間の問題
<絵2>~<絵4>わしはまだ準備ができていないのに
<絵5>~<絵8>日露戦争の戦端は韓国から
<絵9><絵10>ロシアの対応が気になる列強
<絵11>ロシアの戦略
<絵12>太陽(日本)がつゆ(露)を溶かすのは必然?
<絵13>日本の陸海戦の戦術
<絵14><絵15>日本軍の旅順攻略で苦しめられるロシア
<絵16>満州へ行く途中で
<絵17><絵18>1904年の戦争の経過
<絵19><絵20>ついに旅順を取り戻す!
<絵21><絵22>日本の203高地占領とクロパトキンの退却
<絵23>平和のためのロシアの第一歩?
<絵24>バルチック艦隊、航路進まず
<絵25>バルチック艦隊の惨敗
<絵26>ロシアの敗北
<絵27>平和を脅かした日本
<絵28>戦争はすなわち「平民の血」
<絵29>日本の戦勝を歴史はどのように記憶するのか
5. 戦況と国際情勢の変化
<絵1>~<絵3>ヨーロッパの日露戦争観
<絵4>悲惨な乞食のもの乞いとは!
<絵5>同盟の紛糾に連座しないように……
<絵6><絵7>モロッコ危機
<絵8><絵9>英仏間を妨害するドイツ
<絵10>英仏の微妙な対立―満州での競馬
<絵11>日露戦争の隙を突いて―英国のチベットに対する条約締結強要
<絵12>トーゴバンク事件
<絵13>フランスの曖昧な中立
<絵 14>~<絵 17>アンクル・サムの独白―彼らが戦争に巻き込まれるように放っておかねば
6. ロシアの内憂外患
<絵1>左手がすることを右手が知らないようにせよ?
<絵2><絵3>内憂外患で煩悶するロシア
<絵4>前後から攻撃してくるので気がめいるよ
<絵5>幸運の女神さえ日本に……ロシア艦の自沈事故
<絵6><絵7>貧困のロシア
<絵8>戦艦ポチョムキンの反乱
<絵9>もう失うものはない!
<絵10><絵11>敗戦の責任はだれに?
<絵12><絵13>崖っぷちの専制
<絵14>敗者の弁解
7. ポーツマス講和会議
<絵1>ロシアに残された選択は今や講和のみ
<絵2>平和を回復しようという努力
<絵3>~<絵5>ルーズベルトの講和提案
<絵6><絵7>日本の講和条件
<絵8>ロシアの自尊心
<絵9>日本のサハリン占領
<絵10>賠償金はなく、サハリンは半分に分割しなければ
<絵11>慎重なウィッテ
<絵12>双方の法廷弁護人
<絵13>中国の勝利?
<絵14>平和に入る門
<絵15><絵16>両国の講和使節の食い違った運命
8. 戦争の結果と戦後の国際関係
<絵1>日本の韓国「保護」国化
<絵2>日英同盟の更新
<絵3>日仏協約
<絵4>ジョン・ブルと関係改善のダンスはいかが?
<絵5>英露協商
<絵6>独清米協約の試み?
<絵7>ドイツの孤立
<絵8><絵9>追い出される韓国のハーグ特使たち
<絵10>「ハーグ密使事件」と日本
<絵11>統監政治の悪名
<絵12>今や日本の力は牽制されなければならない
訳者あとがき
注