金洙暎全詩集
著:金 洙暎
訳:韓 龍茂
訳:尹 大辰
内容紹介
韓国現代詩史上に輝く民衆の詩人(民主詩人)の魁となった金洙暎の全作品を収録! 暗い時代にあって常に“自由”を求める姿勢は初期から死の直前まで一貫し、その営為と詩的試みは新地平を拓くとともに大きな影響を残した。記念碑的詩集。
目次
金洙暎 全詩集 目次
廟庭の歌 孔子の生活難 近づけない書籍 アメリカタイム誌 虱
笑い 兎 父の写真 朝の誘惑 月の国の悪戯
愛情遅鈍 黄金虫 頼みごと 祖国に帰還された傷病捕虜同志たちに
おまえを失って 未熟な泥棒 田舎の贈り物 グラジオラス 陶酔の彼岸
部屋の中で熟れていく悲しみ わが家族 蜘蛛 汚い香炉
PLASTER 哀れな肉体 蝶の墓 誇りの日 スクリーン
書籍 ヘリコプター 休息 スチーム 街1
おまえはいつから世間に腹を合わせ始めたのか 国立図書館 街2
煙 ナパーム弾 変わっていく地平線記者の情熱 雲の歩哨
事務所 夏の庭 夏の朝 白蟻 屏風
雪 地球儀 花2 針尺 朗々とした目標
滝 春夜 野菜畑の端で 叡知 かげろう
序詩 荒野 霊交日 花 早春の野辺で
雨 言葉――K・Mに奢り 夜 冬麦
子守唄 謀利輩 生活 月夜 死霊
みみっちい世間の知恵 家屋賛歌 末伏 伴奏曲
ネギ畑のそばで 萩の花咲く野辺凍夜 ミスター李へ 蝿とともに
ハ……影がない まずあいつの写真を剥して便所紙にしよう 祈り――四・一九殉国学徒慰霊祭に送る歌
六法全書と革命 青空を 時すでに遅しの嘆きはあるが 〈童詩〉俺はアリゾナカウボーイだ
蜘蛛捕り 行け 出て行ってくれ 中庸について ほら話
疲れた一日の残りの時間 あの部屋を思い出して 永田弦次郎
雪 愛 米騒動 黄昏 「四・一九」の詩
妻の部屋へ来て――新帰去来1 檄文――新帰去来2藤の木――新帰去来3 酒と子猫――新帰去来4
知らんだろう?――新帰去来5 伏中――新帰去来6妹よ おまえはたいしたものだ――新帰去来7
妹の部屋――新帰去来8 こいつは何者だ?――新帰去来9 遠いところから
痛む体が 詩 旅愁 白紙から 敵
マーケティング 絶望 パジャマ姿で 満州の女 長詩1
長詩2 転向記 マンヨンに ピアノ ゴマの花
フランネルのチョゴリ 女 金 半月
罪と罰 俺たちの笑い 忍耐は 巨大な根 詩
鵞鳥の声 川辺で XからYへ 引っ越し 言葉
現代式橋梁 六五年の新年 ジェイムス・デイーン ワカメ汁
敵1 敵2 絶望 残忍の焰 ある日 故宮の帰りに
この韓国文学史 H 離婚取り消し 雪 食母
草の映像 エンカウンター誌 電話の話 下痢のアリバイ 金星ラジオ
泥棒 おまえの顔は 板門店の感傷 VOGUEよ 愛の変奏曲
嘘の余韻のなかで 花びら1 花びら2 花びら3
夏の夜 美濃罫紙 世界一周 ラジオ界 美人――Y女史に
埃 性 元暁大師――テレビを観ながら 椅子が多くて引っかかる
草 音楽
注
作家年譜
金洙暎の詩について………………………………………………………………………………………………………………尹大辰
ISBN:9784779114915
。出版社:彩流社
。判型:4-6
。ページ数:468ページ
。定価:4700円(本体)
。発行年月日:2009年11月
。発売日:2009年11月09日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。