出版書誌データベース

★登場する「銃器」に視点を据えながら、マカロニ・ウエスタンの魅力を、あますところなく紹介する異色の一冊。
★ハンドガン／ライフル／マシンガン／ショットガン別の構成で、その銃器分析はガンマニアも納得。★もちろん、隠れた名作発掘や監督、俳優論も充実。
図版多数収録

Ⅰ……情無用のコルト
●真鍮フレームのコルトにまつわる６つのエピソード…『荒野の用心棒』『荒野の七人』
●Ｓ．Ａ．Ａ．の銃身長バリエーション…『怒りの荒野』
●レミントン社のリボルバー…『ガンマン無頼／地獄人別帖』ほか
Ⅱ……皆殺しのウィンチェスター
●ウインチェスター・ライフルの歴史…『ガンクレイジー』
●ウインチェスターＭ1873…『さすらいのガンマン』ほか
Ⅲ……復讐の機関砲と必殺の散弾銃
●多銃身機関砲…『スレッジ』ほか
●ショットガンを捨てよ、町を出よう…『暁の用心棒』ほか

著：蔵臼　金助
“世界の銃をアイ・ラブ・ユー”を座右の銘とする、イタリア製西部劇限定銃器研究家。その守備範囲は、「６０年代後期から７０年代前半に欧州で作られた西部劇に出てくる１９世紀の銃器」ということで、大変に狭い。ふだんの生活にまったく役に立たない話題を得意とする、無駄話プロフェッショナル。研究対象の模造銃器購入資金に頭を悩ませ、恐妻組合に加入申請中。コピー品、まがい物、レプリカ等に目がなく、私生活でも模倣の限りを尽くすが、実は牛も殺せぬ柔な性格。本業はＤＶＤの企画・製作。