出版社を探す

大人が変われば、子どもが変わる 発達障害の子どもたちから教わった35のチェンジスキル

著:阿部 利彦

紙版

内容紹介

大人が身につけておきたい
・ほめるスキル ・しかるスキル ・つたえるスキル ・はげます 支援スキルを、イラストやエピソードをまじえて35紹介します。

「子どもたちはこんなふうに受け止めていたんだ」「自分はしつけだと思っていたけど、子どもにとっては納得いかない行動だったんだな」…と思ったら、対応をチェンジしてみませんか?

●●●●まえがきより●●●●
思えば、自分が大学でカウンセリングを学んでいた頃は、「困っているその子(人) をどう変えるか」という考えしか無かった気がします。しかし、支援を実践していく うち、子どもの応援をする大人が、そう、「大人こそがまず変わるべきなのだ」と気づかされました。
なぜなら、子どもたちは身の回りの大人の姿をモデルにして育ち、そして大人との関わりの中から多くのことを吸収し、変容していくからです。

目次

チェックしてみよう! あなたにはどんな苦手さがありますか?
発達障害のある子どもたちの苦手さを感じ、知ろう

【1 ほめるスキル】
1 子どもの気持ちを受けとめてほめる
2 ささやかに、ていねいにほめる
3「しっかり」「きっちり」「ちゃんと」はNGワード
4 取り組みの「途中」からほめる
5「ほめる」と「しかる」をセットにしない
6「できて当たり前」という考えから抜け出す
7「間接強化」の技を使う
【2 しかるスキル】
1 子どもに響くしかり方を工夫する
2 ポイントを決めて、短くしかる
3 質問形式の言葉を使わない
4「裏を読ませる」言い方を減らす
5 あいまいな表現は避ける
6「罰によるコントロール」に依存しない
7 しかり方のムラをなくす
【3 禁止・命令・注意の言葉かけのスキル】
1 禁止は否定文でなく肯定文で
2 おどさないで励ます
3 マイルドな言い方も取り入れる
4 ときにはお願いしてみる
5 先手の「ありがとう」
6 ネガティブな暗示よりポジティブな暗示を
7 大切に思う気持ちを必ず添える
【4 励ますスキル】
1 その子の心に寄り添って聴く
2 まずプロセスを楽しませる
3 うまくできたことから学ぶ ─ ポジティブセルフレビュー
4「立ち直り力(レジリエンス)」を育む
5 子どもの「励ましパワーワード」を見つける
6 静かなる励まし
7 タイミングが大事
【5 スキルを支えるスピリッツ】
1 応援のヒントはその子の中に
2 子どものプライドに目を向けよう
3 心のストライクゾーンを広げよう
4 伝えたい大切なことは、おだやかに
5「ふわっと言葉」を増やそう
6 あなたもがんばりすぎないで
7「人生を楽しむ大人のお手本」になる

著者略歴

著:阿部 利彦
星槎大学大学院教授。日本授業 UD 学会湘南支部顧問。 専門は、教育相談、学校カウンセリング、学校コンサルテーション。 1968 年生まれ。早稲田大学人間科学部卒業、東京国際大学大学 院社会学研究科修了後、東京障害者職業センター生活支援パー トナー(現・ジョブコーチ)、東京都足立区教育研究所教育相談員、 埼玉県所沢市教育委員会健やか輝き支援室支援委員などを経て 現職。 長年、発達障害がある子とその家族の相談支援に携わり、その豊 富な経験から全国各地で多数の講演会や研修会の講師を務める。 著書に『これだけは知っておきたい 発達が気になる児童生徒の 理解と指導・支援:多様性のある子どもたちのあしたのために』(金子書房 2019)『発達障がいを持つ子の「いいところ」応援計画』(ぶどう社、2006)『通常学級のユニバーサルデザイン スタートダッシュ Q&A55(東洋館出版社、2017)『見方を変えればうまくいく!発達が気になる子の子育てリフレーミング』(中央法規出版、2015)など多数。

ISBN:9784772614160
出版社:合同出版
判型:B5
ページ数:80ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年05月
発売日:2020年07月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS