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子どものこころの発達を知るシリーズ 10

ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち

子どもが社会から孤立しないために

著:吉川 徹
絵:べに山 べに子

紙版

内容紹介

■大人から子どもの世界に近づいてみる
■発達障害のある子どものゲーム、ネットとのつき合い方を知る
■機器ではなく、内容から子どもが何をしたいか考える
■ICTから遠ざかる支援よりも、利用してリテラシーを身につける
■「やめさせる」「取り上げる」はさらに反感を強める対応
■ネットやゲームの約束は子どもには守れない
■ゲームとお金の関係を理解する

目次

もくじ


第1章 子どもたちが使うICT
1 子どもがネットに接する時間はどのくらいか
2 ゲームはどんなコンテンツなのか
3 終わりのないゲームの魅力
4 子どものプレイスタイルを知る 
5 ゲーム以外のコンテンツ 
6 コンテンツの創造とICT


第2章 ICTとコミュニケーション 
1 コミュニケーションスタイルを変えたICT
2 コミュニケーションツールの特徴
3 言語的コミュニケーションから非言語的コミュニケーションへ
4 コンテンツ消費を通じたコミュニケーション
5 時代は後ろには戻らない 


第3章 情報通信技術とお金の関係 
 1 コンテンツの利用にお金を支払うしくみ
 2 ゲームとお金
 3 ネットを使ってお金を稼ぐ子どもたち
 

第4章 「発達障害」の子どもにとって、ネットやゲームはどんな存在なのか 
1. 自閉スペクトラム症(ASD)
2. 注意欠陥多動性症(ADHD)
3. 限局性学習症(sLD)
4 「発達障害」とゲーム、ネットの使いすぎ
5 子どもの特性から見えてくること

第5章 子どもとICTリテラシー
1. ICTリテラシーとは
2.  ICTを使えるリテラシー
3 ICTを安全に使うリテラシー


第6章 使い過ぎを防ぐためにできること
1 リテラシーを身につけることを支援する
2. 嗜癖を予防するために 
3 役に立つ「約束」をつくるコツ


第7章 使い方を身につけてもらうためにできること

1 安全に使うリテラシーのために
2 使えるリテラシーのために
3  約束を守る支援のコスト
4 わが家の例
5 約束の副作用
6 何よりも大事なこと
7 大人のリテラシー
8 大人から子どもへのメッセージ


第8章 「依存かな」と思ったらー子どもの実態を知るためにー

1 問診項目の提案 
2 情報収集のための問診項目
3 評価のポイント

第9章 「依存かな」と思ったらー頼れるものを増やすためにー

1 全体像の評価
2 包括的な支援
3 ネット、ゲームへの依存が優先課題になったとき

著者略歴

著:吉川 徹
吉川徹(よしかわ・とおる)
児童精神科医
愛知県医療療育総合センター 中央病院子どものこころ科(児童精神科)部長
あいち発達障害者支援センター副センター長
ほかにNPO法人日本ペアレント・メンター研究会副理事長、日本児童青年精神医学会代議員などを担当。
愛知県を中心に発達障害のある児童青年の臨床に長年携わっている。

ISBN:9784772611534
出版社:合同出版
判型:A5
ページ数:240ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2021年01月
発売日:2021年01月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MJ