子どものこころの発達を知る 6
睡眠障害の子どもたち
子どもの脳と体を育てる睡眠学
編著:大川 匡子
紙版
内容紹介
子どもの睡眠における問題は、子どもの心身の成長、発達に大きな影響を与えて、子どもの一生が不利になってしまうことです。とくに、こころの問題が睡眠と深く関連していることから、子どもの睡眠の問題は、社会的問題として、たびたびとりあげられてきました。
具体的には、携帯電話、パソコンとかかわっている時間が長くなった分、睡眠時間が短くなり、その結果、昼間の眠気・居眠りや、集中力・注意力・意欲の低下につながり、昼間の学習、生活へ悪影響を及ぼしています。また、抑うつ状態、不安・焦燥・キレやすいなど、こころにも悪い影響を与えています。
子どものこころを理解するために、本巻でとりあげた睡眠障害を知り、治療や予防に役立てることにより、子どもの健全な育成を考えてみることにしましょう。
目次
第1章 子どもの睡眠の発達、メカニズム
第2章 不眠症─眠ってくれない子ども
第3章 睡眠時随伴症と睡眠時運動障害
第4章 子どもの過眠症
第5章 昼夜が逆転しリズム障害に陥る子ども
第6章 子どもの睡眠時無呼吸症候群