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子どものこころの診療のコツ 研究のコツ

編:中村 和彦

紙版

内容紹介

児童精神科医となって半世紀の杉山登志郎氏は、「臨床能力は一生進歩する」と語る。
本書では、気鋭の児童精神科医たちが、それぞれの臨床の得意分野について、どのような点にフォーカスし診療・診察しているのか、また、診療と並んで、これから研究に取り組みたいと考える若い人たちに向けて、研究に役立つエッセンス・かんどころを、現場のホンネをまじえてつまびらかにする。

目次

    はじめに(中村和彦)
Ⅰ   子どものこころの診療のコツ・総論
総論0 子どものこころの診療―ひとりの臨床医として(中村和彦)
Ⅱ   子どものこころの診療のコツ・各論
各論1 摂食障害(宮脇 大)
各論2 昔ながらの診療の基礎とディメンジョナル・モデルの臨床(杉山登志郎)
各論3 子どものこころの評価(三上克央)
各論4 入院治療のコツ―子どもが子どもらしくあるために(木村一優)
各論5 対人関係に焦点づける治療(鈴木 太)
各論6 神経発達症診療における家族支援(太田豊作)
各論7 注意欠如・多動性障害(ADHD:Attention-deficit/hyperactivity disorder)の診療のコツ(小野和哉)
各論8 各国ADHDガイドラインの比較(杉本篤言)
各論9 描画を取り入れること(本多奈美)
各論10 診療をするうえで大切にしている
    譲れないもの(福地 成)
各論11 乳幼児の発達障害診療(斉藤まなぶ)
各論12 併存症を見据えた神経発達症治療における診立てのコツ(辻井農亜 )
各論13 チック関連(金生由紀子)
各論14 子どもの睡眠障害の治療(馬越秋瀬・三島和夫)
各論15 米国の児童思春期精神科事情(廣田智也)
各論16 子どもが自殺で亡くなった際のケアについて(二宮貴至)
各論17 青年期におけるインターネットゲーム障害(古川愛造)
Ⅲ 子どものこころの研究のコツ・総論
総論0 子どものこころの研究―ひとりの研究者として(中村和彦)
Ⅳ 子どものこころの研究のコツ・各論
各論1 Polygenic Risk Scoreを応用した研究(高橋長秀)
各論2 児童精神医学研究の未来を考える(熊誾博一)
各論3 自閉スペクトラム症の脂質代謝(松誾秀夫・渡邊 賢)
各論4 多様性を考慮した幼児脳機能研究(菊知 充)
各論5 コホート研究(土屋賢治)
    編集を終えて(中村和彦)
    執筆者一覧

ISBN:9784772420068
出版社:金剛出版
判型:A5
ページ数:232ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2023年11月
発売日:2023年11月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ